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【プロが徹底分析】King Gnu「白日」のヒットの秘密をコード/メロディー/トラックから解き明かす!

2025.08.31

「プロの曲を聴いて『すごい』とは思うけど、何がすごいのか言語化できない」「楽曲分析に興味があるけど、どこに注目すればいいかわからない」。作曲やDTMを学んでいると、そんなもどかしさを感じることはありませんか。この記事では、King Gnuの大ヒット曲「白日」を題材に、JBG音楽院の野口講師とSasha講師がコード進行・メロディ・トラックメイクの3つの観点からプロの技法を徹底解剖します。ヒット曲の構造を読み解く力は、あなた自身の作曲力を引き上げる最高の教材になります。

「コード進行やメロディが、いつも手癖で同じようになってしまう」
独学で作曲をしていると、誰もがこのような壁にぶつかるはずです。

プロの楽曲が洗練されて聴こえるのは、単なるセンスではなく、裏側に緻密な音楽理論が隠されているからです。
今回は、大ヒット曲であるKing Gnuの「白日」を題材に、JBG音楽院の野口講師とSasha講師がYouTube動画で徹底解剖しました。

実際の動画内では、「プロのアレンジの意図が耳だけでは聴き取れない」というリアルな課題に寄り添いながら進行します。
ステムデータを分解し、コードやメロディのヒットの裏のロジックを覗いてみましょう。

切なさを演出する「キー設定」と「コード進行」

楽曲の印象を決定づける上で、キー(調)の選択は非常に重要です。

「白日」のキーは、フラットが5つつく「Dフラットメジャー」に設定されています。
シャープ系の明るく開けたロックサウンドとは異なり、このキー特有の深みのある柔らかさが、楽曲全体に切ないカラーをもたらしているのです。

また、Aメロのコード進行にも工夫が凝らされています。
通常であれば暗い響きになるコードの場面で、あえて明るいコード(メジャーコード)を配置しています。
このわずかな変化が、リスナーの胸を締め付けるエモーショナルな響きを生み出しています。

期待を裏切るBメロのクリシェ

サビに向かうBメロの展開にも、プロならではの仕掛けがあります。

ベース音が半音ずつ動いていく「クリシェ」という手法を使い、徐々に感情を高ぶらせていきます。
しかし、いざサビに入る直前、通常なら最も盛り上がるコードへ進むべきところで、あえて元のコードに引き返すというアプローチをとっています。

あえて期待を裏切り、リスナーに「あれ?」と思わせるこの空間の使い方が、楽曲のキャッチーな高揚感を底上げしています。

浮遊感とキャッチーさを生むメロディの秘密

耳から離れない印象的なメロディラインも、感覚だけで作られているわけではありません。

メロディの中で、コードの構成音から外れた「#11(シャープイレブンス)」などの複雑なテンションノートが効果的に使われています。
この音が心地よい不安定さを作り出し、楽曲全体に独特の浮遊感を与えているのです。

さらに注目すべきは、ボーカルのリズムアプローチです。
バックのバンド演奏が跳ねるような「シャッフルビート」を刻んでいるのに対し、Bメロのボーカルだけはあえて跳ねない「イーブン」なリズムで歌われています。
このリズムのコントラストが、耳に引っかかる強いフックとなっています。

ステム分割で見えた!緻密なトラックメイク

名曲のノリを決定づけるアレンジにも、プロならではの仕掛けが満載です。

動画の後半では、DAWの「ステムスプリッター」機能を使って楽器ごとに音を分解するという検証が行われました。
そこで判明したのは、Bメロのベースラインが実はシンセベースで構成されているという事実です。
そこに、要所要所で生ベースの「スラップ奏法」が混ざることで、飽きのこない緻密なグルーヴを作り出していました。

また、ピアノのバッキングにも美しさの秘密があります。
一番高い音(トップノート)を固定したまま、内側の音(内声)だけを動かしてコードを展開させています。
この弾き方が、派手すぎない上品で洗練された響きを演出しているのです。

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プロの楽曲分析力は、音楽理論の体系的な理解から生まれます。JBG音楽院の『社会人のDTM 始め方ロードマップ』(51ページPDF)では、理論学習から実践的な作曲スキルまでの道筋を整理しています。

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独学の壁を突破し、「本物の作曲力」を手に入れるには

プロの楽曲をアナライズ(分析)して気づくのは、素晴らしい音楽には感覚を裏付ける確かな理論が存在するということです。

DAW上で音符を打ち込む技術(Digital)だけでは、なぜそのコードが切なく響くのかという音楽理論や、楽器特有の演奏ニュアンス(Analog)までを深く理解することはできません。
独学のままでは、どうしても手癖のワンパターンという壁にぶつかってしまいます。

JBG音楽院では、このデジタルとアナログを統合して学ぶ「DTAM(Desktop and Analog Music)」という理念を提唱しています。
現役プロ講師からの直接的なフィードバックを受ける反転学習のサイクルこそが、プロレベルの表現力を身につける最短ルートです。

まとめ

King Gnu「白日」のアナライズから見えてきた、ヒット曲の法則を振り返ります。

  • キーとコード:Dフラットメジャーの切ない響きと、期待を裏切るコード展開で耳を惹きつける。
  • メロディ:テンションノートによる浮遊感と、バック演奏と相反するボーカルリズムの対比。
  • トラックメイク:シンセベースと生ベースの融合や、上品さを保つピアノのトップノート保留。
  • 成長の最短ルート:名曲のアナライズを通じ、デジタルとアナログ(DTAM)の双方から理論を吸収する。

名曲を分解して「プロの思考」をトレースすることは、自分の楽曲をレベルアップさせる最高のトレーニングです。
ぜひ、今日からの楽曲制作にこれらのエッセンスを取り入れてみてください。

また、今回の記事で解説した内容は、JBG音楽院の公式YouTubeチャンネルの動画で、さらに詳しく学ぶことができます。動画では、ステムデータを使った実際の分解音声も聴くことができます。ぜひチェックしてみてください。

楽曲分析で得た気づきを自分の作曲に活かすには、理論と実践を結びつける体系的な学習が有効です。DTM学習全体の道筋は『社会人のDTM 始め方ロードマップ』(51ページPDF)で確認できます。

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