
【DAWソフト選び】無料・有料DAW徹底比較!機能・操作性・ジャンル適性から最適ソフトを見つける
「DTMを始めたいけど、DAWソフトって種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない…」「無料のDAWと有料のDAWって、具体的に何が違うの?」「CubaseやLogicってよく聞くけど、自分に合っているのはどっちだろう?」そんな風に、あなたの音楽制作の「司令塔」となるべきDAWソフト選びで、迷子になっていませんか?DAWソフトはあなたの音楽制作スタイルを左右する重要なツールです。この最初の選択は、今後のあなたの作曲のしやすさや、モチベーションにまで大きく影響します。この記事では、Cubase、Logic Pro、Studio One、Ableton Liveといった主要な有料DAWから、GarageBandやCakewalk by BandLabなどの無料DAWまで、それぞれの特徴や機能、得意な音楽ジャンルなどを徹底比較。デモ版の活用法や、JBG音楽院での推奨DAWについても解説し、あなたに最適な一本を見つけるお手伝いをします。「なんとなく選ぶ」のではなく、「目的を持って選ぶ」ことが、後悔しないための大切な第一歩です。
なぜ最初のDAWソフト選びが重要なのか?
DAWソフトは、一度使い始めると、その操作方法やワークフローに慣れていきます。もちろん、後から別のDAWに乗り換えることも可能ですが、それには新たな操作を覚え直す時間と労力が必要になります。つまり、最初に選んだDAWは、あなたの音楽制作における「母国語」のような存在になり得るのです。自分に合っていないソフトを選んでしまうと、やりたいことがスムーズにできなかったり、操作がストレスになったりして、作曲そのものが嫌になってしまう可能性すらあります。
だからこそ、DTMを始める最初の段階で、それぞれのDAWソフトの特徴を理解し、自分の目的や作りたい音楽に合ったものを選ぶことが、長く楽しく音楽制作を続けるための重要な鍵となります。このDAWソフト選びは、当音楽院のブログ記事である「DTM初心者必見!最初に揃えるべき機材リストと後悔しない選び方のコツ」でも触れている、機材選びの中でも特に中心的なテーマです。

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有料DAWと無料DAW、決定的な違いとは?
DAWソフトは、大きく分けて「有料」のものと「無料」のものがあります。DTMを始めるにあたり、どちらを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。それぞれのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
無料DAWのメリット・デメリット
- メリット:何と言っても、コストをかけずにDTMを始められることです。基本的なMIDI打ち込みや録音、ミキシング機能は備わっていることが多く、「まずはDTMがどんなものか試してみたい」という方には最適です。
- デメリット:付属しているソフトウェア音源やエフェクトの種類が少なかったり、機能に制限があったり、サポートが受けられなかったりする場合があります。本格的な制作を目指す中で、いずれ物足りなさを感じる可能性があります。
有料DAWのメリット・デメリット
- メリット:プロの現場で使われているほどの高機能と安定性を誇ります。高品質で即戦力となる膨大な数のソフトウェア音源やエフェクトが付属しており、これ一つで楽曲制作の全てが完結します。メーカーによる手厚いサポートも受けられます。
- デメリット:導入に数万円のコストがかかることが、初心者にとっては最大のハードルと言えるでしょう。
JBG音楽院としては、将来的にプロを目指すのであれば、最初から主要な有料DAWのいずれか(下位グレードでも可)に慣れておくことを推奨しています。
【主要有料DAWソフト徹底比較】あなたのスタイルに合うのはどれ?
ここでは、プロの現場で広く使われている、代表的な5つの有料DAWソフトの特徴を比較します。
1. Cubase (Steinberg):オールラウンドな優等生、日本のスタンダード
WindowsとMacの両方に対応。特にMIDI編集機能の使いやすさと正確さに定評があり、J-POPやアニソン、ゲーム音楽など、作り込まれた楽曲制作の現場で絶大なシェアを誇ります。情報量も多く、初心者からプロまで、誰にでもおすすめできる万能DAWです。
2. Logic Pro (Apple):Macユーザーの特権、コスパ最強の総合力
Mac専用のDAW。比較的安価でありながら、プロクオリティの膨大なソフトウェア音源、エフェクト、Apple Loops素材が最初から付属しており、コストパフォーマンスは群を抜いています。直感的で美しいインターフェースも魅力で、Macユーザーなら最初の選択肢として非常に有力です。
3. Studio One (PreSonus):次世代の操作性と高音質
比較的新しいDAWですが、作曲からマスタリングまで、全ての工程を一つのウィンドウで完結できる革新的なワークフローと、高音質なサウンドエンジンで急速にユーザーを増やしています。ドラッグ&ドロップを中心とした直感的な操作性は、初心者にも分かりやすいでしょう。
4. Ableton Live:ライブパフォーマンスと直感的な作曲
ループベースの直感的な作曲画面「セッションビュー」が最大の特徴で、DJやトラックメイカー、ライブパフォーマーから絶大な支持を得ています。アイデアを即興的に組み合わせて楽曲を構築していくスタイルは、EDMやテクノ、ヒップホップなどのダンスミュージック制作に非常に強いです。
5. Pro Tools (Avid):レコーディングと編集の「業界標準」
世界中のレコーディングスタジオで導入されている、まさに「業界標準」のDAWです。特に、オーディオの録音や編集、ミキシング機能に関しては、他を圧倒する安定性と信頼性を誇ります。ただし、作曲機能は他のDAWに比べて少し癖があるため、主にレコーディングエンジニアやミキシングエンジニアを目指す方に適しています。
【無料DAWソフト比較】DTMを始めるための一歩として
「いきなり有料ソフトはハードルが高い…」という方のために、無料で始められるDAWソフトもご紹介します。
- GarageBand (Apple): Macユーザーであれば、最初から無料でインストールされています。Logic Proの弟分とも言えるソフトで、直感的な操作で簡単に作曲の楽しさを体験できます。
- Cakewalk by BandLab: Windows専用。元々は高機能な有料DAWだったものが、完全に無料で公開されています。機能的には有料DAWに全く引けを取らない、驚異的なソフトです。
後悔しないDAW選びのための3つのステップ
最終的に自分に合ったDAWを選ぶための、具体的なアクションプランを3つのステップでご紹介します。
- ステップ1:体験版を徹底的に使い倒す
多くの有料DAWには、30日間などの無料体験期間が設けられています。気になるソフトをいくつかインストールし、実際に操作してみましょう。操作感やデザインの好みなど、スペック表だけでは分からない「自分との相性」を確認することが最も重要です。 - ステップ2:好きなアーティストやプロの使用DAWを参考にする
自分が好きな音楽ジャンルのクリエイターや、憧れの作曲家がどのDAWを使っているかを調べてみるのも良い方法です。彼らと同じツールを使うことで、目指すサウンドに近づくためのヒントが得られるかもしれません。 - ステップ3:「できないこと」ではなく「やりたいこと」で選ぶ
「どのDAWでもプロレベルの曲は作れる」という前提に立ち、「このDAWじゃないと〇〇ができない」と考えるのではなく、「自分は〇〇な曲作りがしたいから、このDAWが一番楽しそうだ」というポジティブな視点で選ぶことが、長くDTMを続ける秘訣です。
JBG音楽院でのDAW指導方針
JBG音楽院では、特定のDAWソフトの操作方法をただ教えるのではなく、DAWを「音楽を表現するための楽器」として使いこなすための、本質的なスキルと思考法を指導します。CubaseやLogic Proといった主要DAWに対応しており、それぞれのソフトの特性を活かしたプロの制作テクニックを、課題制作と講師からの丁寧なフィードバックを通じて学ぶことができます。
どのDAWを選んだとしても、音楽制作の根幹となる考え方は共通しています。JBG音楽院で、ツールの使い方に留まらない、一生モノの作曲スキルを身につけましょう。
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まとめ:最適なDAWソフトは、あなたの最高の音楽的パートナー
無料DAWから有料DAWまで、様々なソフトを比較し、その選び方のコツについて解説してきました。DAWソフトはあなたの音楽制作スタイルを左右する、非常に重要なツールです。大切なのは、それぞれの特徴を理解した上で、最終的には自分が「これなら楽しく続けられそう!」と直感的に思えるものを選ぶこと。「なんとなく選ぶ」のではなく、「目的を持って選ぶ」ことで、そのDAWはあなたの最高の音楽的パートナーとなってくれるでしょう。
JBG音楽院では、Cubase、Logic Proをはじめ、様々なDAWに精通した講師が、あなたの機材選びからサポートします。ぜひ体験版を触ってみて、DAWでの作曲の第一歩を踏み出してみてください。
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