メトロノームは友達!単調なクリック練習を劇的に面白くする効果的トレーニングバリエーション
「リズム感を鍛えるにはメトロノーム練習が一番と聞いたけれど、すぐに飽きてしまう」「ただクリックに合わせて手を叩くだけでは、本当に上手くなっているのか実感が湧かない」
DTMで作曲をする際、リズムの打ち込みが単調になってしまう悩みは、実はあなた自身のリズム感が影響していることが多いのです。メトロノーム(クリック)練習は確かに地味ですが、工夫次第でゲームのように楽しく、かつ劇的にリズム感を向上させるトレーニングに変わります。
この記事では、単調なクリック練習を脱却し、グルーヴを生み出す身体感覚を養うための「効果的トレーニングバリエーション」を5つ紹介します。今日からメトロノームを「ただの機械」ではなく「最強のセッションパートナー」に変えてしまいましょう。
基本編:クリックを「敵」にしないマインドセット
多くの人がクリック練習を嫌いになる理由は、「ズレてはいけない」というプレッシャーを感じてしまうからです。しかし、リズム感の良い人はクリックを「監視役」ではなく「ガイド」として捉えています。
クリックの点(カッ、カッ…)に合わせるのではなく、クリックとクリックの間にある「空間(余白)」を感じて泳ぐようなイメージを持つことが、上達への第一歩です。
バリエーション1:【裏拍】クリックを「エン(&)」で聴く
リズムトレーニングの王道にして最強の方法です。通常は「ワン・ツー・スリー・フォー」の表拍で鳴っているクリックを、あえて「ワン・エン・ツー・エン」の裏拍として聴く練習です。
やり方
- BPMを遅め(60〜80程度)に設定します。
- 「ン・カッ、ン・カッ」と、自分が表拍(ン)を感じ、クリックが裏拍(カッ)に来るようにリズムを取ります。
- 慣れてきたら、この状態で手拍子や楽器演奏を行ってみましょう。
これができると、リズムの「タメ」や「粘り」が理解できるようになり、DTMの打ち込みでも平坦なビートから脱却できます。
バリエーション2:【間引き】クリックを減らして「体内時計」を鍛える
クリックの音をあえて減らすことで、自分の中にあるリズムキープ力(体内時計)を強制的に働かせるトレーニングです。
やり方
- 4拍子の曲で、クリックを「1拍目と3拍目」だけ鳴らします。(2拍・4拍は自分の体で感じる)
- さらにレベルを上げ、「1拍目だけ」鳴らします。残りの3拍分は自分でキープし、次の1拍目でクリックとピッタリ合えば成功です。
DAWを使えば、クリックトラックを編集して簡単にこの環境を作れます。ズレた瞬間に気づけるため、非常にスリリングで効果的な練習です。
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バリエーション3:【ポリリズム】3拍子を感じながら4拍子を刻む
異なる拍子を同時に感じることで、脳と身体を分離させ、リズムの許容範囲を広げる高度なトレーニングです。
やり方
- メトロノームは4拍子で鳴らします。
- 手拍子や足踏みで「1・2・3、1・2・3」と3拍子のアクセントを刻みます。
- クリックと自分のリズムがズレていく感覚を楽しみながら、12拍後に再びピッタリ合う瞬間(解決)を感じ取ります。
この練習を行うと、リズムに対して柔軟になり、複雑なドラムパターンや変拍子の曲でも動じなくなります。
バリエーション4:【身体連動】歩きながらBPMを変える
机の前だけでなく、全身を使ってリズムを体感する方法です。
やり方
- スマホのメトロノームアプリをイヤホンで聴きながら散歩します。
- 自分の歩くテンポ(歩調)に合わせてBPMを設定します。
- そのまま歩きながら、クリックを裏拍に感じたり、3連符で感じたりと、脳内でリズムの解釈を変えていきます。
身体の動き(歩行)という一定のガイドがあるため、リズムのヨレを修正しやすく、グルーヴを「体得」するのに最適です。
バリエーション5:【チェンジアップ】音符の細分化ゲーム
同じBPMの中で、音符の割り方を次々に変えていく練習です。ドラマーの基礎練習としても有名です。
やり方
- BPM80程度でクリックを鳴らします。
- 「4分音符(タンタン)→8分音符(タカタカ)→3連符(タタタタタタ)→16分音符(タカトコタカトコ)」と、1小節ごとに音符を細かくしていきます。
- 逆に、16分音符から4分音符へと戻していきます。
特に「3連符」と「16分音符(スクエアなリズム)」の切り替えをスムーズに行えるようになると、楽曲の中でリズムがモタったり走ったりすることが劇的に減ります。
JBG音楽院が推奨する「アナログな身体感覚」
DTMは画面上で数値を入力すれば正確なリズムが作れますが、それが「気持ち良いリズム」になるとは限りません。
JBG音楽院では、こうしたフィジカルなトレーニングを通じて「自分の中に良いリズムを持つ」ことを重要視しています。自分の中にしっかりとした基準(体内メトロノーム)ができて初めて、DAW上で意図的にタイミングをずらしたり、グルーヴを作ったりする高度な編集が可能になるのです。
まとめ:リズムは「正確さ」より「心地よさ」
今回は、メトロノームを使った効果的なトレーニングバリエーションを紹介しました。
- 裏拍で聴く:グルーヴの基本。
- 音を間引く:体内時計を鍛える。
- ポリリズム:脳の処理能力を上げる。
- 歩きながら:身体全体でリズムを感じる。
- チェンジアップ:リズムの切り替えをスムーズにする。
これらの練習を「ゲーム」感覚で楽しんでみてください。「あ、今ズレたな」と気づくこと自体が成長の証です。メトロノームと友達になれば、あなたの作る音楽は、聴く人の身体を自然と揺らすような、魅力的なグルーヴを纏うようになるはずです。
🥁 リズム感が良くなれば、曲のクオリティは劇的に変わる。
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単調なクリック練習はもう終わり。
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