耳コピが捗る!おすすめ無料・有料ツール&スマートフォンアプリ徹底比較レビュー
「耳コピを始めたけれど、音が重なっていてどうしても聴き取れない」「再生速度を落としたいけれど、音程が変わってしまって気持ち悪い」
作曲や楽器の上達において「耳コピ」は避けて通れない道ですが、自分の耳だけを頼りに音を探すのは、初心者にとって非常に根気のいる作業です。
しかし、現在はテクノロジーの進化により、耳コピを劇的にサポートしてくれる便利な「ツール」や「アプリ」が数多く登場しています。これらを賢く活用することで、挫折のリスクを減らし、効率的に音楽の構造を学ぶことができます。
この記事では、音程解析、速度変更、AIによるパート分離など、耳コピを助けるおすすめのPCソフトやスマートフォンアプリを厳選してご紹介します。無料のものからプロ御用達の有料ツールまで、あなたのスタイルに合った最強の相棒を見つけましょう。
ツールは「カンニング」ではなく「顕微鏡」
最初にJBG音楽院としてのスタンスをお伝えします。耳コピ支援ツールを使うことは、決して「ズル(カンニング)」ではありません。
科学者が顕微鏡を使って細胞を見るように、音楽家もツールを使って「音の細部」を観察するのです。聴き取れない音をツールで解析し、「ああ、ここではこんなベースラインが動いていたのか!」と気づくこと。その気づきの積み重ねが、やがてツールなしでも聴き取れる「本物の耳」を育てます。
【PC・Mac編】腰を据えて分析したい人向けソフト
DAWとは別に、耳コピ専用のソフトを持っておくと作業効率が格段に上がります。ここでは定番の3選をご紹介します。
1. WaveTone(Windows / 無料)
「無料でここまでできるの!?」という、日本の耳コピ勢の救世主。
長年愛され続けているフリーソフトです。読み込んだ楽曲の音程をピアノロールのような画面で可視化してくれます。「音が鳴っている場所」が視覚的に分かるため、メロディやベースラインの採譜に非常に強力です。再生速度の変更やボーカルキャンセル機能も搭載しており、Windowsユーザーならまずはこれから試してみるのがおすすめです。
2. deCoda(Windows・Mac / 有料)
コード解析から構成の把握まで、モダンな機能が詰まった有料ソフト。
楽曲を読み込むだけで、キー(調)、テンポ、コード進行を自動で解析してくれます。さらに、「Aメロ」「サビ」といった楽曲の構成(セクション)も自動で判別してくれるため、曲全体の構造を把握するのに役立ちます。操作画面も直感的で、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
3. Transcribe!(Windows・Mac / 有料)
世界中のミュージシャンが愛用する、質実剛健な耳コピツール。
自動解析機能はありませんが、「特定の周波数帯域を強調する」「再生速度を変える」「ループ再生する」といった基本機能の品質が非常に高いソフトです。特に、鳴っている音の周波数をピーク表示してくれる機能は、複雑な和音の構成音を探る際に重宝します。自分の耳で確かめながら進めたい硬派な方におすすめです。
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【スマホアプリ編】隙間時間に耳を鍛える
通勤中やスタジオでの練習中など、スマホで手軽に耳コピができるアプリも進化しています。特に近年は「AI」を活用したアプリが注目です。
1. mimiCopy(iOS / 有料)
「耳コピアプリと言えばこれ」と言われるほどのロングセラー。
音程を変えずに再生速度を遅くする「タイムストレッチ機能」の質が高く、遅くしても音が劣化しにくいのが最大の特徴です。また、波形を見ながらループ範囲を細かく指定できるため、「速弾きギターソロ」や「複雑なドラムフィル」を何度も繰り返し聴いてコピーするのに最適です。
2. Moises(iOS・Android / 基本無料・課金あり)
AI技術の進化を感じさせる、パート分離の決定版。
このアプリの凄いところは、2mix(完成された楽曲)から、ボーカル、ドラム、ベース、その他の楽器をAIが自動で分離してくれる点です。「ベースの音が聴こえない」という悩みも、このアプリでベース以外の音量を下げれば一発で解決します。コード検出機能やメトロノーム付加機能もあり、現代の耳コピにおける最強ツールの一つと言えます。
3. Yamaha Chord Tracker(iOS・Android / 無料)
コード進行を知りたいなら、まずはこのアプリ。
スマホ内の楽曲を解析し、コード進行を表示してくれるヤマハの無料アプリです。完璧な精度ではありませんが、曲の構成や大まかなコードの流れを把握するには十分役立ちます。解析されたコードを見ながら、アプリ上で鍵盤を弾いて確認することも可能です。
ツール選びのポイントと注意点
これだけ多くのツールがあると迷ってしまいますが、以下の基準で選んでみてください。
- 詳細に音を拾いたい場合:波形表示や周波数分析ができるPCソフト(WaveTone, Transcribe!など)
- 特定の楽器だけ聴きたい場合:AIパート分離機能があるアプリ(Moisesなど)
- コード進行だけざっくり知りたい場合:自動解析アプリ(Chord Tracker, deCodaなど)
ツールに頼りすぎないことも大切
便利なツールですが、最終的には「自分の耳」で判断することが重要です。自動解析されたコードが必ずしも正しいとは限りませんし、AIが分離した音には不自然なノイズが混じることもあります。
「ツールがこう言っているから正しい」と鵜呑みにするのではなく、「ツールはこう示しているけど、自分の耳ではどう感じるか?」という確認作業を必ず挟むようにしましょう。
JBG音楽院が提供する「答え合わせ」の環境
ツールを使っても、どうしても分からないコードや、リズムのニュアンスが出てくることがあります。また、ツールで正解を導き出せても、「なぜそのコードが使われているのか(音楽理論的背景)」までは教えてくれません。
JBG音楽院では、ツールを活用した効率的な学習を推奨しつつ、最終的にはプロの講師によるフィードバックを通じて、「理論」と「聴覚」を結びつける指導を行っています。ツールで得た情報を知識として定着させることで、あなたの作曲能力は飛躍的に向上します。
まとめ:テクノロジーを味方につけて、耳コピを楽しもう
今回は、耳コピをサポートする便利なツールとアプリを紹介しました。
- WaveTone(PC):無料で視覚的に音程を確認できる。
- mimiCopy(スマホ):高音質なスロー再生で細部を聴き取る。
- Moises(スマホ):AIでパートを分離し、埋もれた音を掘り起こす。
「耳コピは辛い修行」という時代は終わりました。これからは、便利なツールをどんどん活用して、楽しみながら「プロの音楽の秘密」を解き明かしていってください。その過程で得た発見は、必ずあなたのオリジナル曲を輝かせるアイデアになります。
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