耳コピで盗めるプロの技!コードボイシング・フレーズ展開・リズムパターンの実践的学習法
「プロの曲と自分の曲、何かが決定的に違うけれど、それが何なのか分からない」「コード進行は同じはずなのに、なぜか自分の曲は安っぽく聞こえてしまう」
作曲を続けていると、このような「クオリティの壁」に直面することがあります。実は、その答えの多くは、あなたが普段聴いているプロの楽曲の中に隠されています。
耳コピは、単に音を真似して再現するだけの作業ではありません。プロの作曲家がどのような意図でその音を選び、配置したのかという「作曲の思考回路」をトレースし、自分の引き出しとして盗むための最強の学習法なのです。
この記事では、漫然と聴くだけでは気づけない、プロの楽曲に隠された「コードボイシング」「フレーズ展開」「リズムパターン」の具体的な分析・学習方法を解説します。憧れのサウンドの秘密を解き明かし、あなたの作曲スキルを飛躍させましょう。
ただの「コピー」から「分析(アナライズ)」へ
多くの人が行う耳コピは「音程とリズムを合わせてDAWに打ち込むこと」で満足してしまいがちです。しかし、作曲スキルを向上させるためには、そこから一歩踏み込んで「なぜこの音が使われているのか?」を考える必要があります。
これを「楽曲分析(アナライズ)」と呼びます。プロの技を盗むためには、以下の3つの視点で耳コピを行うことが効果的です。
こちらの記事もおすすめです
1. コードボイシングの妙を盗む
「同じCメジャーコードなのに、プロの曲は響きが綺麗」と感じる場合、秘密は「ボイシング(和音の積み方)」にあります。
トップノート(一番高い音)の動きに注目する
コードの内声(構成音)を適当に積むのではなく、一番高い音(トップノート)がメロディのように滑らかに繋がっているかを確認してください。プロのアレンジは、コードのトップノートだけで美しい旋律になっていることが多々あります。
オープンボイシングとクローズドボイシング
鍵盤で「ドミソ」と密集させて弾く(クローズド)のか、「ド・(1オクターブ上の)ミ・ソ」と広く配置する(オープン)のかによって、響きの広がり方は劇的に変わります。ストリングスやパッド系の音色で耳コピをする際は、この「音の配置間隔」に注目すると、プロの空気感の作り方が見えてきます。
こちらの記事もおすすめです
2. 心に残るフレーズ展開を盗む
プロの楽曲がキャッチーに聞こえるのは、メロディの作り方に明確な意図があるからです。耳コピをする際は、以下のポイントを分析してみましょう。
モチーフの繰り返しと発展
Aメロの最初の2小節のフレーズ(モチーフ)が、形を変えて何度も登場していないかチェックします。「リズムは同じで音程だけ変える」「音程の動きは同じでリズムを変える」といった展開の手法は、統一感のある楽曲を作るための重要なテクニックです。
「解決」と「非解決」のコントロール
フレーズの終わりが、落ち着く音(トニックなど)で終わっているか、それとも続きを感じさせる音(ドミナントなど)で終わっているか。このコントロールによって、聴き手をどのように次のセクションへ誘導しているかを学び取ることができます。
3. グルーヴィーなリズムパターンを盗む
DTM初心者が最も苦労するのが「ドラムとベースの関係性」です。ここを丁寧に耳コピすることで、楽曲の土台(グルーヴ)が劇的に良くなります。
キックとベースのコンビネーション
バスドラム(キック)が鳴るタイミングで、ベースも同時に鳴っているのか、それともあえてズラしているのか。この「縦のライン」が揃っている箇所と、シンコペーション(食うリズム)している箇所のバランスを分析してください。
ゴーストノートの活用
スネアドラムの「タン!」という強い音の間に、聴こえるか聴こえないかくらいの小さな音(ゴーストノート)が入っていないでしょうか。この細かな装飾音が、機械的な打ち込みに人間味と躍動感を与えています。プロのドラムパターンを波形レベルで拡大して観察するのは、非常に有効な学習法です。
こちらの記事もおすすめです
「理論」が分かれば「盗む」スピードが上がる
こうした分析を行う際、強力な武器になるのが「音楽理論」です。
「この美しい響きはテンションノートの9th(ナインス)を使っているんだな」「ここで切ない感じがするのはサブドミナントマイナーへ進行したからだな」といったように、理論的な用語と紐づけて理解することで、そのテクニックをいつでも自分の引き出しから取り出せるようになります。
JBG音楽院では、感覚的な「耳の良さ」だけでなく、それを論理的に裏付ける理論学習を並行して行うことを推奨しています。理論と実践(耳コピ)が繋がったとき、あなたの作曲能力は覚醒します。
まとめ:プロの楽曲は最高の教科書
今回は、耳コピを通じてプロの作曲テクニックを習得するための視点について解説しました。
- コードボイシング:トップノートのラインと音の配置間隔を見る。
- フレーズ展開:モチーフの変奏と着地点(解決感)を見る。
- リズムパターン:キックとベースの絡み、ゴーストノートを見る。
最初は難しく感じるかもしれませんが、たった1曲、たった1フレーズでも深く分析できれば、それは一生使えるあなたの武器になります。
まずは、あなたが「カッコいい!」と感じるその曲の、一番好きな4小節だけを徹底的に真似して分析してみませんか?そこには必ず、あなたの音楽を変えるヒントが隠されています。
🎧 憧れのプロの技を「自分のもの」に。
耳コピで得た知識を『売れる曲』に変えませんか?
ただ聴くだけの独学はもう終わり。
JBG音楽院が、あなたの「分析力」と「作曲センス」をプロレベルへ引き上げます。
🚀 音大レベルの基礎 × プロのDTM技術
JBG音楽院は、社会人からでもプロレベルのスキルを習得できる本格派スクールです。
まずは音楽理論・イヤートレーニング・鍵盤といった「音大レベルの基礎」を固め、自由自在な作曲能力を構築。その上で、現役プロ講師と共にDTM・レコーディング・ミックスを実践し、現場で通用する総合力を養います。
週1回の通学でマスター可能なカリキュラムのため、仕事を続けながらでも、いくつになっても夢を諦める必要はありません。
🏆 JBG音楽院 卒業生の実績例
- ✨ アイドル楽曲提供者
- 🎻 劇伴作家
- 🎮 ゲーム音楽/CMソング制作者
- 🎤 フェスにも出演しているシンガーソングライター
など、実際にプロとして活躍されている方が数多くいらっしゃいます。
🎁 LINE登録で「豪華2大特典」を無料プレゼント
まずは学校紹介をご覧いただき、プロへの第一歩を踏み出してください。今ならLINE登録者限定で、以下の資料をプレゼント中です!
- 特典①:プロのDTM作曲家を目指すためのロードマップ
- 特典②:作曲に使えるコードパターン12選
