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なぜプロは耳コピを重要視する?作曲スキルを底上げする具体的な効果とは

2025.12.05

なぜプロは耳コピを重要視する?作曲スキルを底上げする具体的な効果とは

「好きな曲の雰囲気はわかるのに、自分で作ると何かが違う」「DAWに向かっても、頭の中のイメージを形にできない」

作曲やDTMを独学で進めていると、こうした「再現性の壁」にぶつかることが少なくありません。プロの楽曲と自分の楽曲のクオリティの差は、使用している機材の差ではなく、実は「音を聴き取る解像度」の差にあることが多いのです。

プロの作曲家は、既存の楽曲を単に聴いて楽しむだけでなく、構造を深く分析するスキルを持っています。そのための最強のトレーニングこそが「耳コピ」です。

この記事では、なぜプロが耳コピを重要視するのか、そして耳コピがどのようにあなたの作曲スキルを底上げし、プロレベルの制作能力へと繋がっていくのかを具体的に解説します。「聴く力」が変われば、あなたの作る音楽は劇的に変化します。

耳コピは単なる「書き取り」ではない

多くの初心者の方が誤解しやすいのが、「耳コピ=音符を正しく書き取るテスト」だと思ってしまうことです。もちろん音程を当てることも大切ですが、プロが実践する耳コピの本質はそこではありません。

耳コピとは、優れた作曲家の「手癖」「アレンジのアイデア」「音作りのテクニック」を、自分の引き出しとしてインプットする作業です。

例えば、プロの小説家を目指す人が名作を書き写して文章のリズムや語彙を学ぶように、作曲家にとっての耳コピは、音楽的な語彙(ボキャブラリー)を増やすための最も実践的な学習法と言えます。

「なんとなく」を「確信」に変える

音楽理論を学んでいない状態で作曲をしていると、「なんとなく良い感じ」で作ることはできても、スランプに陥った時に脱出する術がありません。

しかし、耳コピを通じて「このジャンルではこういうコード進行が定番なのか」「ここではベースが休符を入れることでグルーヴが出ているのか」といった分析を行うことで、感覚的な「なんとなく」が、論理的な「確信」へと変わります。これが、プロとして安定して楽曲を提供し続けるための土台となります。

作曲スキルを底上げする3つの具体的な効果

では、耳コピを継続することで、具体的にどのようなスキルが向上するのでしょうか。ここでは大きく3つのポイントに絞って解説します。

1. アレンジ(編曲)の構成力が身につく

メロディとコードは作れるけれど、伴奏が単調になってしまうという悩みはよく聞かれます。耳コピを行うと、以下のようなアレンジの秘密が見えてきます。

  • 楽器の積み重ね方(ボイシング):ピアノとギターがどの音域で住み分けているか。
  • オカズ(フィルイン)のタイミング:AメロからBメロに移る瞬間に、ドラムがどのような合図を出しているか。
  • 対旋律(カウンターメロディ):主旋律の裏で、ストリングスがどのようなメロディを奏でているか。

これらをDAW上で一つひとつ再現していくことで、「プロのアレンジ譜面」が頭の中に蓄積されていきます。結果として、自分の曲を作る際にも「あのアニメソングのBメロのようなストリングスを入れよう」といった具体的なアイデアが湧き出るようになります。

2. リズムとグルーヴの解像度が上がる

DTMにおいて、初心者の楽曲が平坦に聴こえてしまう原因の一つに「リズムの硬さ」があります。すべてをグリッド(拍の網目)にピッタリ合わせすぎると、機械的な演奏になってしまうことがあります。

プロの楽曲を波形レベルで拡大して耳コピしてみると、スネアの位置がわずかに後ろにズレていたり、ハイハットの強弱(ベロシティ)が人間味を持って揺らいでいたりすることに気づくでしょう。

こうした微細なリズムのニュアンスを「視覚」と「聴覚」の両方で確認できるのは、DTM時代の耳コピならではのメリットです。この経験は、打ち込みにおける「人間らしいグルーヴ」を作るセンスを養います。

3. サウンドメイク(音作り)の基準ができる

「キックの音が軽い」「ボーカルが埋もれる」といったミックスの悩みも、耳コピが解決の糸口になります。

プロの楽曲(リファレンス曲)をDAWに取り込み、自分の打ち込み音源と聴き比べることで、「自分のベースは低音が足りない」「リバーブが深すぎる」といった違いが明確になります。プロの音をゴールとして設定し、そこに近づけるようにシンセサイザーのパラメーターやEQ(イコライザー)を調整する過程こそが、最短のサウンドメイク上達法です。

「相対音感」が育てば、独学の限界を超えられる

耳コピを続けることで得られる最大の資産は、「相対音感」の向上です。

絶対音感(音がドレミで聴こえる能力)は幼少期の訓練が必要と言われますが、相対音感(音と音の距離や関係性を把握する能力)は、大人になってからでも十分に鍛えることができます。

プロの作曲家は、頭の中で鳴ったメロディを「ドレミ」や「度数(インターバル)」として瞬時に捉え、DAWに落とし込むことができます。逆に、この能力が低いと、楽器を探りながら音を見つける作業に時間がかかり、せっかくのインスピレーションが逃げてしまうこともあります。

JBG音楽院では、デジタルな制作環境(Desktop)と、この「聴く力」や楽器演奏といったアナログな身体感覚(Analog)を統合した「DTAM」という考え方を推奨しています。PCの画面を見るだけでなく、実際に音を聴き、分析し、鍵盤で弾いてみる。この繰り返しの泥臭い作業こそが、実はプロへの近道なのです。

JBG音楽院が推奨する「体系的な学習」

「耳コピが重要なのはわかったけれど、難しすぎて挫折しそう」
そう感じる方も多いかもしれません。いきなり複雑なジャズやオーケストラをコピーしようとすると、誰でも挫折してしまいます。

大切なのは、自分のレベルに合った楽曲から始め、段階的に難易度を上げていくことです。JBG音楽院のカリキュラムは、「Core→ Main1→ Main2…」といったように、着実にスキルを積み上げられるよう設計されています。

独学で壁にぶつかっている方は、一度体系的なカリキュラムに触れてみることで、今まで見えていなかった「音楽の仕組み」が一気にクリアになる体験ができるはずです。

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まとめ:耳コピは「作曲家の耳」を手に入れる最短ルート

今回は、プロがなぜ耳コピを重要視するのか、その具体的な効果について解説しました。

  • アレンジの引き出しが増える:プロの構成やボイシングを盗める。
  • リズム感が養われる:DAW上でのグルーヴの作り方がわかる。
  • 相対音感が鍛えられる:イメージを具現化するスピードが上がる。

耳コピは地道な作業ですが、一曲コピーし終えるごとに、あなたの作曲レベルは確実に上がっています。「良い曲をたくさん聴き、それを深く分析して再現する」。このシンプルなサイクルの継続が、プロフェッショナルへの道を切り拓きます。

まずは、シンプルな構成の曲からで構いません。今日から「分析する耳」を持って音楽を聴いてみてください。きっと、今まで聴こえなかった新しい音が聴こえてくるはずです。

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