「なぜ自分の曲はプロっぽくないのか?」その答えは、名曲の”設計図”を分析すれば見えてくる
「この曲、なぜか分からないけど、すごく心地いい…」「サビのこのメロディ、どうしてこんなに心に残るんだろう?」「好きなアーティストみたいに感動的な曲を作りたいけど、何が違うのか分からない」
そんな風に、名曲の魅力に心を揺さぶられつつも、その秘密を解き明かせずにもどかしい思いをしていませんか?
当校生徒の入学時のアンケートでも、「プロの曲と自分の曲の違いが分からない」「感覚だけで作っているからクオリティが上がらない」という悩みは非常に多く聞かれます。しかし、感覚的に「良い」と感じるものには、必ず論理的な裏付けがあります。
この記事では、プロの作曲家が実践している「楽曲分析(アナライズ)」の手法を、初心者にも分かりやすく解説します。名曲という完成された「建築物」の設計図を読み解くことで、あなた自身の作曲スキルやアイデアの引き出しは飛躍的に増えるはずです。
なぜ「楽曲分析(アナライズ)」が作曲スキルを飛躍させるのか?
多くの作曲初心者は、たくさんの音楽を聴くことが重要だと考え、実践しています。しかし、ただ漫然とBGMとして聴いているだけでは、作曲スキルは向上しません。
プロの作曲家は、音楽を聴くときに「エンジニアのような耳」を持っています。「なぜこのベースラインは心地よいのか?(リズムの揺らぎか?)」「なぜこのサビ前で高揚感が高まるのか?(コードの機能か?)」といったように、感動の理由を分解し、構造を理解しているのです。
この「なぜ?」を解き明かす作業こそがアナライズであり、それを自分の曲に応用することで、感覚だけでは到達できないクオリティを実現できるようになります。
理論を学ぶことの根本的な重要性については、以下の記事でも解説しています。
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楽曲分析のやり方:5つの視点でヒット曲を丸裸にする
では、具体的にどこに注目して聴けばいいのでしょうか。ここでは、プロが意識している5つの分析ポイントをご紹介します。
視点1:楽曲構成(フォーム)- 物語の設計図
まずは曲の全体像を把握します。
「Aメロ(導入)→Bメロ(展開)→サビ(解決)」という流れの中で、それぞれのセクションが何小節で作られているか、サビの繰り返し回数はどうかなどをチェックします。
ヒット曲には、リスナーを飽きさせないための緻密な構成上の仕掛けが隠されています。
視点2:コード進行(ハーモニー)- 感情のコントロール
楽曲の雰囲気や感情を決定づけるのがコード進行です。
「なぜここは切なく聴こえるのか?」→「サブドミナントマイナーを使っているからだ」
「なぜここは盛り上がるのか?」→「ドミナントで焦らしているからだ」
このように、感情の動きとコードの機能(トニック・サブドミナント・ドミナント)を結びつけて理解することが重要です。
コード理論の基礎については、以下の記事が参考になります。
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視点3:メロディ(旋律)- 記憶に残る理由
メロディのリズム、音程の跳躍、モチーフの繰り返しなどに注目します。
「アウフタクト(弱起)で始まっているから推進力があるのか」「順次進行が多いから滑らかに聞こえるのか」など、メロディが持つ特徴を言語化してみましょう。
効果的なメロディの作り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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視点4:アレンジ(編曲)- 帯域と役割分担
どの楽器がどの帯域(低域・中域・高域)を担当しているか、リズム隊はどんなパターンを刻んでいるかを分析します。
「ベースとキックがどう絡んでいるか」「ギターとピアノがどう住み分けているか」を知ることで、ごちゃごちゃしないクリアなアレンジのヒントが得られます。
理論を活かしたアレンジ術については、以下の記事が役立ちます。
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視点5:サウンド(音作り)- 質感と空気感
リバーブの深さ、各楽器の定位(パンニング)、音の太さなどに注目します。
「ボーカルが近くに聴こえるのはなぜか?」「ドラムの迫力はどうやって出しているのか?」といった音響的な側面も、楽曲のクオリティを左右する重要な要素です。
JBG音楽院で学ぶ、実践的な楽曲分析
JBG音楽院では、こうした楽曲分析(アナライズ)を、プロの作曲家になるための必須スキルとして位置づけています。
授業では、単に理論を学ぶだけでなく、その理論を使って古今東西の名曲を解剖し、「なぜこの曲は素晴らしいのか」を論理的に説明できる力を養います。
この力が身につけば、あなたはもう「なんとなく」で曲を作ることはなくなります。名曲の設計図を自分のものにし、意図的に感動を生み出せるクリエイターへと進化できるはずです。
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まとめ:名曲は最高の教科書!分析して自分の力に変えよう
好きな曲を聴くとき、これからは少しだけ耳のチャンネルを変えてみてください。
- 構成はどうなっているか?
- コード進行にどんな意図があるか?
- 楽器の配置はどうなっているか?
そうやって分析的な視点を持つことで、あなたのプレイリストにある全ての曲が、最高の「作曲の教科書」に変わります。今日からさっそく、お気に入りの一曲をアナライズしてみましょう。
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