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【池尻大橋校】【今際の国のアリス×渋谷】無人のスクランブル交差点を支配する「不穏な静寂」と劇伴の正体

2026.02.26

【池尻大橋校】【今際の国のアリス×渋谷】無人のスクランブル交差点を支配する「不穏な静寂」と劇伴の正体

名作の舞台となった場所で流れていた音楽。そこには、映像と音をリンクさせるためのヒントが隠されています。今回は、世界的なヒットを記録したドラマ『今際の国のアリス』の始まりの地、渋谷を舞台に、音楽がどのように絶望と緊張感を演出しているのかをプロの視点で分析します。

セクション1:静寂を切り裂く、やまだ豊氏による「Alice in Borderland」の構造

ドラマの象徴的なシーンといえば、誰もいない無人の渋谷スクランブル交差点です。本来、溢れんばかりのノイズで満たされているはずの場所から音が消えたとき、視聴者が感じる「異常事態」を決定づけるのが、やまだ豊氏によるメインテーマです。

この楽曲の核となるのは、ミニマルなピアノのフレーズと、背後で蠢く重低音のシンセパッドです。あえて音数を絞り込み、リバーブ(残響)を深くかけることで、広大なコンクリートジャングルに一人取り残されたような孤独感を強調しています。BPM(テンポ)を意図的に感じさせない自由なリズム構成が、現実世界の時間が止まってしまったかのような錯覚を抱かせ、視聴者を一気に「今際の国」へと引きずり込むのです。

セクション2:渋谷の「緊迫感」を表現するサウンドデザインと歪み

物語が進み、デスゲームが開始されると、音楽は静寂から一転して攻撃的な表情を見せます。渋谷という街が持つ圧倒的なエネルギーが、負の方向へと反転したようなインダストリアルな質感のノイズが重なり合います。

特に注目すべきは、中低域に配置されたディストーション(歪み)の効いたベースラインです。これは単なる楽器の音というよりも、都市の崩壊や死への恐怖を具現化したような音色です。不協和音に近いテンションノートを効果的に配置することで、聴き手に生理的な不安感を与え、いつ「げぇむ」に巻き込まれるかわからない緊迫感を音楽だけで表現し切っています。まさに、渋谷というエリアが持つ特有の「重圧感」を音像化した見事な演出と言えるでしょう。

セクション3:この「空気感」を形にするための実践DTMガイド

『今際の国のアリス』のような、シネマティックで緊張感のある楽曲をDTMで制作する場合、重要になるのは音のレイヤー(層)の作り方です。

まずは、クリーンな音色だけでなく、あえてビットレートを下げたり、サチュレーターで倍音を付加したりした「汚れた音」を混ぜてみましょう。私たちは、PCでの制作にアナログの知見を融合させるDTAM(Desktop and Analog Music)という考え方を大切にしていますが、こうした「デジタル上の完璧さ」を崩すアナログ的なアプローチこそが、楽曲にリアリティと深みを与えます。

例えば、渋谷の街の環境音をサンプリングし、それを強力なフィルターで加工してパッドの裏に薄く鳴らすだけでも、その場所特有の空気感を楽曲に封じ込めることが可能です。理論に基づいた音選びと、DTAMによる質感の追求。この両輪が揃うことで、聴き手の心を揺さぶる劇伴的なアプローチが可能になります。

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まとめ:クリエイティブな熱源、池尻大橋で学ぶ

渋谷という巨大なカルチャーの交差点から、わずか1駅。JBG音楽院 池尻大橋校が位置するこのエリアは、常に最新のクリエイティブが生まれる熱気に満ちています。劇伴や劇的な演出を必要とする楽曲制作には、単なるスキルの習得だけでなく、こうしたプロの現場に近い環境に身を置くことが大きな刺激になります。

当校には、プロ仕様のスタジオ環境と、同じ志を持つ熱い仲間たちが集まっています。作品の意図を読み解き、それを音へと昇華させる力を磨く。プロの現場の空気を感じられるこの池尻大橋で、あなただけの音楽を創り上げませんか?

JBG音楽院 池尻大橋校なら、プロ仕様の環境と実績あるカリキュラムで、確実に作曲・DTMスキルを習得できます。

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