音楽の「心臓部」を盗み出せ。プロのリズムパターンを耳コピする、たった一つのコツ
「メロディやコードは何となくコピーできるけど、ドラムやベースのリズムがどうなっているのかサッパリ分からない…」「DTMでリズムを打ち込んでも、なんだか平坦でノリが悪い…」そんな悩みを抱えていませんか?楽曲の心臓部とも言える「リズム」。実は、プロの楽曲が持つ、思わず体が揺れるような「グルーヴ」の秘密を解き明かし、自分のものにするための、たった一つの、しかし決定的な「聴き方」のコツが存在します。この記事では、その秘訣を具体的に解説し、あなたの耳コピ能力とアレンジのキレを劇的に向上させる方法をお伝えします。
なぜリズムは音楽の「心臓部」なのか?
音楽の三大要素は「メロディ」「ハーモニー」「リズム」ですが、その中でもリズムは楽曲全体の土台となり、時間的な流れを支配する最も根源的な要素です。どんなに美しいメロディやハーモニーも、それを支えるリズムがしっかりしていなければ、その魅力は半減してしまいます。人が音楽を聴いて「心地よい」「踊りたくなる」と感じる感覚、すなわち「グルーヴ」の正体は、多くの場合、このリズムの緻密な構造にあるのです。この「心臓部」の鼓動を正確に聴き取ることが、作曲スキル向上の鍵を握ります。
多くの人が陥る「聴こえない」ワナ。音の団子状態
リズムの耳コピに挫折する人の多くが、無意識に「全部の音を同時に聴こう」としてしまっています。ドラム、ベース、ギター、キーボード…様々な楽器が一体となって鳴っている音の塊をそのまま捉えようとするため、結局、音が「団子」のように聴こえてしまい、個々のリズムパターンを判別できなくなるのです。では、プロは一体どうやって、この音の団子の中からリズムの構造を聴き分けているのでしょうか?その答えこそが、今回お伝えする「たった一つのコツ」です。
【秘訣】たった一つのコツ。それは「キック(バスドラム)だけを聴く」こと
結論から言いましょう。プロのリズムパターンを耳コピする、たった一つのコツ。それは、「曲が始まったら、他の音は全て無視して、一番低い音である『キック(バスドラム)』の音だけに、全神経を集中させる」ことです。
キックは、楽曲のビートの根幹をなし、1小節という時間の区切りを定義する、最も重要な「アンカー(錨)」です。このアンカーの位置さえ正確に把握できれば、他の楽器がどのタイミングで鳴っているのかを、相対的に、そして驚くほど簡単に見つけ出すことができるようになります。
【実践ドリル】
好きな曲をDAWソフトに取り込み、イコライザー(EQ)で中高音域を大胆にカットし、低音域だけをブーストして聴いてみましょう。すると、これまで聴こえなかった「ドン、ドド、ン、ドン」というキックのパターンが、くっきりと浮かび上がってくるはずです。まずは、そのパターンをDAWに打ち込んでみてください。これこそが、音楽の心臓部を盗み出す、第一歩です。
心臓部から、骨格、そして筋肉へ。リズムコピーの実践ステップ
キックという心臓部を掴んだら、そこから骨格、そして筋肉へと、分析の範囲を広げていきます。
ステップ1:キック + スネアで「骨格」を作る
キックのパターンが打ち込めたら、次に聴き取るべきは、2拍目と4拍目で鳴ることが多い「タン!」というスネアドラムです。この「ドン・タン・ドン・タン」というキックとスネアの関係性こそが、8ビートや16ビートといった、あらゆるリズムパターンの基本骨格となります。
ステップ2:ハイハットで「筋肉」を加える
骨格ができたら、最後に「チキチキ」と鳴っている**ハイハット**のパターンを聴き取ります。8分音符で刻んでいるのか、16分音符で刻んでいるのか。あるいは、オープンハイハットがどのタイミングで入っているのか。この細かな刻みが、ビートの疾走感や緻密さといった「筋肉」になります。
この「キック→スネア→ハイハット」という順番で、聴く対象を一つに絞り、レイヤーを重ねるように分析していくこと。これが、プロのリズムパターンを耳コピするための、最も確実で、最も効果的な方法論なのです。この「聴く力」を鍛えることの重要性については、当音楽院のブログ記事である「作曲が上達しない原因は「耳」かも?プロの聴音能力と今日からできる耳トレ方法」でも詳しく解説しています。
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まとめ:リズムを制する者は、アレンジを制す
プロのリズムパターンを耳コピするための、たった一つのコツについて解説しました。それは、全ての音を一度に聴こうとせず、まず「キック」という心臓部の音だけに集中すること。そして、そこからスネア、ハイハットと、少しずつ分析のレイヤーを重ねていくという、聴き方の「手順」を身につけることです。
この「分析的な聴き方」さえマスターすれば、あなたはもう、リズムの耳コピに悩むことはありません。そして、盗み出したプロのビートのアイデアが、あなたの作曲やアレンジのキレを、劇的に向上させてくれるはずです。まずは今日、あなたの好きな曲の「心臓部」を、盗み出すことから始めてみませんか?
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