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スマホで完結!アプリ作曲のはじめ方

2025.05.03

「作曲してみたいけど、パソコンも機材もないし…」なんて諦めていませんか? 実は、いつも手にしているスマートフォンがあれば、誰でも気軽に音楽制作を始められるんです。通勤中のふとした瞬間や、リラックスしている時間など、思い立ったときにすぐ、あなたのスマホが作曲ツールに変わります。

この記事では、作曲初心者の方に向けて、スマホアプリを使った作曲の魅力と、その始め方を具体的にお伝えします。専門的な知識がなくても大丈夫。まずはアプリを使って、音で遊ぶような感覚からスタートしてみましょう。

スマホ作曲の魅力とは?手軽さと広がる可能性

「作曲」というと、少し構えてしまうかもしれません。でも、スマホアプリなら、驚くほど手軽に始められます。まずは、スマホ作曲が持つ魅力を見ていきましょう。

  • ひらめきを逃さない: スマホの一番の強みは、やはり持ち運びやすさ。思いついたメロディやリズムを、場所を選ばずにすぐ記録できます。日常のふとした瞬間に生まれたアイディアを、そのまま形に残せるのは大きなメリットです。
  • 始めやすいコスト感: 高価なパソコンや専用ソフト、楽器がなくてもスタートできます。多くの作曲アプリは無料、または比較的手頃な価格で提供されているので、気軽に試すことができます。
  • 指先で直感的に操作: タッチパネルを活かしたインターフェースは、多くの場合、直感的に操作できるように作られています。画面に触れながら、まるでゲームのように音楽制作に没頭できるかもしれません。

初心者におすすめ!スマホ作曲アプリのご紹介

たくさんの作曲アプリがありますが、ここでは特に初心者の方におすすめしやすいものをピックアップしてご紹介します。それぞれに個性があるので、ご自身の環境や「こんなことがしてみたい」というイメージに合わせて選んでみてください。

GarageBand (iOS) – iPhone/iPadユーザーならまずチェック

iPhoneやiPadをお使いなら、まず試してほしいのがApple純正の「GarageBand」です。無料でこれだけの機能が使えるの?と驚くほど、本格的な楽曲制作が可能です。

  • 特徴: ピアノ、ギター、ドラム、シンセなど豊富な音源が内蔵されており、見た目も分かりやすいのがポイントです。ループ素材を組み合わせて簡単に曲の骨組みを作ったり、ギターアンプのシミュレーターを使ったり、ボーカル録音もできます。作曲に必要な基本的な機能はしっかり揃っています。
  • 試してみよう: 例えば「Live Loops」機能。用意された音の断片(ループ素材)をタップするだけで、グルーヴ感のあるトラックが簡単に作れます。楽器経験がない方でも、音楽を組み立てる楽しさを手軽に味わえます。

BandLab (iOS/Android) – OSを選ばず、交流も楽しめる

iOS、Androidどちらでも使えて、しかも無料という高機能アプリが「BandLab」です。音楽を通じて世界中のユーザーと繋がれる、コミュニティ的な側面も持っています。

  • 特徴: 最大12トラックまで音を重ねられ、様々なエフェクト(音の効果)も利用可能。豊富なループ素材はもちろん、オンラインで他の人と一緒に曲作りができる機能もユニークです。作った曲をアプリ内で公開して、他のユーザーから反応をもらうこともできます。
  • こんな使い方も: データはクラウドに保存されるので、スマホで作った曲の続きをパソコンで編集する、といった使い方もできます。他の人が作った曲を聴いたり、自分の曲を共有したりする中で、新しい発見や刺激が得られるかもしれません。

ステップアップのための選択肢

もっと本格的に作り込みたい、という方には有料アプリも視野に入ってきます。「FL Studio Mobile」や「Cubasis」などは、パソコン用のDAW(音楽制作ソフト)に近い感覚で、より細かい編集や音の調整(ミキシング)が可能です。まずは無料アプリで基本を掴んでから、必要に応じて検討してみるのが良いでしょう。

アプリで作曲!基本的な流れを掴もう

では、実際にアプリを使って曲を作っていくプロセスを、4つのステップに分けて見ていきましょう。

STEP1: メロディのスケッチ – 主役となる旋律を入力

曲の中心となるメロディ。ふと口ずさんだフレーズや、心に浮かんだ旋律をアプリに入力してみます。

  • ピアノロール画面で入力: 画面に表示されるピアノ鍵盤のようなマス目(ピアノロール)をタップして、音の高さや長さを決めていく方法です。視覚的に分かりやすく、後からの修正も簡単です。
  • 画面上の楽器でリアルタイム入力: 画面に表示された鍵盤やドラムパッドなどを実際にタップして演奏し、それを記録する方法。楽器を弾く感覚に近いので、より直感的にフレーズを作れるかもしれません。
  • 便利な機能も: アプリによっては、鼻歌を録音すると自動で音程を読み取ってメロディデータにしてくれる機能もあります。

まずは短いフレーズでもOK。音を並べて形にするプロセスを楽しんでみてください。

STEP2: 曲の雰囲気を決める – コード(和音)を加えてみる

メロディを支え、曲に色彩や深みを与えるのがコードです。どんなコードを選ぶかで、曲の明るさや切なさといった雰囲気が大きく変わります。

  • コード入力支援機能: 多くのアプリには、タップするだけでコードが鳴らせる「コードパッド」のような機能が付いています。コードの知識に自信がなくても、響きを確かめながら感覚的にコード進行を試すことができます。
  • コードの知識を深める: もっと自由にコードを操りたいなら、基本的なコード理論を学ぶのがおすすめです。どういう組み合わせが自然に聴こえるか、どうすれば表現したい雰囲気に近づけるかを知ることで、作曲の自由度がぐっと上がります。JBG音楽院では、音楽理論に基づいた作曲法を、初心者の方にも分かりやすくレッスンしています。 理論を味方につければ、感覚だけに頼らない、より意図を持った曲作りができます。

好きな曲で使われているコード進行を真似てみるのも、良い練習になりますよ。

STEP3: リズムの骨組み – ドラムパターンを作る

曲にノリや安定感を与えるのがドラムやパーカッションの役割です。心地よいリズムは、曲全体の印象を大きく左右します。

  • ドラムマシン感覚で入力: 画面上のパッドを叩いたり、格子状の画面(ステップシーケンサー)に打ち込んだりして、オリジナルのリズムパターンを作成します。バスドラム、スネア、ハイハットといった基本的な音を組み合わせるだけでも、しっかりとしたビートが作れます。
  • ループ素材で手軽に: アプリにあらかじめ用意されているドラムループ(完成済みの短いパターン)を使うのも簡単でおすすめです。様々なジャンルのループがあるので、作りたい曲の雰囲気に合わせて選んでみましょう。

STEP4: 音色を選び、曲を彩る(アレンジ)

メロディ、コード、リズムの骨組みができたら、次はそれぞれのパートにどんな楽器の音色を割り当てるか、さらにどんな装飾(アレンジ)を加えるかを考えます。

  • 多彩な楽器サウンド: アプリには、ピアノ、ギター、ベース、ストリングス(弦楽器)、シンセサイザーなど、本当にたくさんの音色が用意されています。同じメロディでも、音色を変えるだけで印象はガラッと変わります。色々な音色を試して、イメージに合うものを選びましょう。
  • エフェクトで磨き上げる: リバーブ(音の響き)、ディレイ(やまびこ効果)、イコライザー(音質の調整)といったエフェクト(音響効果)を使うと、サウンドに深みや広がりが出たり、不要な部分を整理したりできます。曲のクオリティを高めるひと手間です。

これらのステップは、必ずしも順番通りに進める必要はありません。行ったり来たりしながら、少しずつイメージを形にしていくのが作曲の醍醐味です。

スマホならではの録音・シェアも手軽に

スマホアプリでの作曲は、作った後の楽しみ方も広がります。

歌や生楽器も気軽に録音

作った伴奏に合わせて歌を入れたい、アコースティックギターの音を重ねたい、といった場合も、スマホの内蔵マイクですぐに録音が始められます。もちろん、音質にもっとこだわりたい場合は、別売りのオーディオインターフェースを使って、本格的なマイクや楽器を接続することも可能です。

完成した曲をシェアしてみよう

出来上がった曲は、アプリから直接SoundCloudやYouTubeなどの音楽・動画サイトにアップロードしたり、SNSで友達に聴かせたりできる機能を持つものが多いです。また、mp3などの音声ファイルとして書き出して、パソコンに移したり、音楽プレイヤーで聴いたりすることも簡単。自分の作品を気軽に発信できるのも、スマホアプリ作曲の魅力です。

アプリ作曲、もっと楽しむためのヒント

最後に、アプリでの作曲を楽しみながらスキルアップしていくためのポイントをいくつかご紹介します。

  • まずは完成させてみる: 最初から完璧を目指さなくても大丈夫。短い曲でも良いので、まずは「完成させる」経験を積み重ねてみましょう。操作に慣れるだけでなく、自分なりの作り方が見えてくるはずです。
  • 好きな曲を真似てみる(耳コピ): 憧れのアーティストの曲を、アプリ上で再現しようと試みる「耳コピ」は、メロディ、コード、リズム、アレンジの全てを学ぶ上で非常に有効なトレーニングです。
  • アプリの機能を色々触ってみる: 使ったことのない音色やエフェクト、まだ試していない機能などを積極的に使ってみましょう。思わぬ発見から、新しいアイディアが生まれることもよくあります。
  • 音楽の仕組みを知る(音楽理論): 感覚的に作るのも楽しいですが、少し音楽理論を知っていると、壁にぶつかった時に解決の糸口が見えやすくなったり、表現の選択肢が増えたりします。コード進行の考え方や、スケール(音階)の知識などは、あなたの作曲をきっと助けてくれます。

まとめ:スマホから広がる音楽制作の楽しさ

スマホアプリを使えば、特別な機材や環境がなくても、驚くほど手軽に作曲の世界に足を踏み入れることができます。思いついたメロディをその場で形にし、完成した曲を世界に発信することだって可能です。

難しく考えすぎず、まずは「音で遊ぶ」くらいの気持ちでアプリを触ってみてください。簡単なステップから少しずつ、できることを増やしていく。大切なのは、楽しみながら続けることです。あなたのスマホから、どんな音楽が生まれるか、ぜひ挑戦してみてください。

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