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音感を鍛える!耳コピで学ぶ作曲基礎

2025.04.20

音感を鍛える!耳コピで学ぶ作曲基礎

「楽譜はちょっと苦手だけれど、聴いたメロディならすぐに口ずさめる」――そんな耳派の方にとって、耳コピは音楽の世界をぐっと広げてくれる頼もしい味方です。耳で聴き取って再現する力がつけば、演奏の表現力はもちろん、作曲やアレンジのアイデアも豊かになります。この記事では、耳コピの始め方から作曲へつなげるヒントを解説していきます。楽しく耳を鍛えつつ、オリジナル曲づくりにも役立ててみてください。

耳コピって、どんな良いことがあるの?

メリットをざっくりまとめると

  • 音感が養われる―音程やリズムの微妙なニュアンスを体で覚えやすくなります。
  • 理論が“音”として腑に落ちる―聴き取ったフレーズを分析する過程で、コードやスケールの意味が自然と頭に入ります。
  • フレーズの引き出しが増える―気に入ったフレーズをコピーしてストックしておくと、作曲やアドリブのアイデア源に。

基本の進め方

  1. 曲を細切れ(1〜2小節)で再生し、まずメロディを耳でなぞる。
  2. 楽器で同じ音を探し、正確に弾けるまで繰り返す。
  3. リズムを口ずさみながら拍を確認し、簡単なメモを残す。
  4. 低音(ベース)に耳を寄せ、ルート音をつかむ。
  5. ルート音をヒントにコードを推測し、響きを検証する。

テンポは遠慮なく半分以下に落とし、「聴く→弾く→確認」を丁寧に回すのがコツです。

やさしいフレーズから耳コピしてみよう

選ぶ曲はシンプルがいちばん

  • テンポ80〜110くらいで、メロディがはっきりしているポップス
  • 繰り返しの多いギターリフ主体のロック
  • アコースティック編成で声や主旋律が前面に出ている曲

実践ステップ

  1. 気になる4〜8小節をピックアップ―イントロやサビ頭など、覚えやすい所を選びます。
  2. スロー再生で細部を確認―70%前後までテンポを落とし、音程とリズムを一音ずつチェック。
  3. ドレミでメモ―紙でもスマートフォンのメモでもOK。音の階名を書き留めます。
  4. 元のテンポで通し演奏―正しく再現できたら、少しずつテンポを戻して定着させましょう.

コード進行を耳でつかむヒント

ベースとドラムの“土台”を聴く

コードの大半は、ベース音の動きから推測できます。キックのタイミングや低域のラインを注意深く聴き、まずはルート音だけを鍵盤でなぞってみてください。

機能でざっくり分類

ポップスの多くは「安定→少し不安→緊張→安定」といった流れで進みます。CメジャーでG(ドミナント)のあとにC(トニック)が戻ってくる場所を耳で覚えると、ほかのコードも絞りやすくなります。

複雑なコードは後回し

maj7やadd9など、テンション系の響きは基礎の三和音を押さえた後に検証すると効率的です。まずはシンプルに骨格をとらえ、違和感があれば“色付け”を足していくイメージで進めましょう。

耳コピを作曲に活かすアイデア

フレーズを素材に再構築

コピーしたメロディのリズムを変えたり、音程の一部を入れ替えたりして、自分の曲のイントロや間奏に転用してみましょう。元ネタがわからない程度にアレンジすれば、オリジナリティも保てます。

進行をベースに新しいメロディ

気に入ったコード進行をそのまま使い、テンポや拍子を変えて新しいメロディを乗せると、原曲と雰囲気の異なるオリジナル曲が作れます。特にI–V–vi–IVなどの定番進行は、アレンジ次第で表情が大きく変わるためおすすめです。

サウンドメイクの参考に

好きな曲の音色やエフェクトを再現してみると、ミックスやアレンジの引き出しが広がります。コピーした設定をプリセットとして保存しておけば、オリジナル曲制作の時短にもつながります。

耳コピと作曲を体系的に学びたい方は、JBG音楽院のレッスン概要ページをご覧ください。実践と理論を行き来しながら、効率良くスキルアップできます。

まとめ

耳コピは「聴く→弾く→確かめる」を繰り返すうちに音感と分析力が伸び、自作曲のアイデア源にもなります。短いフレーズから練習を始め、ベース→コード→メロディの順に聴き取れば、無理なくステップアップ可能です。コピーしたフレーズや進行をアレンジして取り込めば、オリジナル曲の幅もぐっと広がります。

毎日の音楽時間に耳コピを取り入れ、作曲スキルを一歩ずつ磨いてみてください。

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