
【DAW超入門】プロジェクト作成から音を出すまで!DAWソフト共通の最初の3ステップ
「DTMを始めよう!」と意気込んでDAWソフトをインストールしたものの、起動した画面を見て「…何これ?ボタンが多すぎて、どこから手をつければいいか分からない」と、そっとアプリを閉じてしまった経験はありませんか?多くのDTM初心者が、この「最初の音を出すまで」のステップで挫折してしまいます。ご安心ください。それはあなたの才能の問題ではありません。DAWソフトは多機能ですが、作曲を始めるための最初のステップはどのソフトでも共通しています。この記事では、どんなDAWソフトにも共通する、①新規プロジェクトの作成と設定、②トラックの作成、③音源の選択または入力設定、という「音を出すまでの最初の3ステップ」を、初心者の方にも分かりやすいように、図解のイメージを交えながら丁寧に解説します。この最初のハードルさえ越えれば、楽しい作曲の世界があなたを待っています。JBG音楽院の体験レッスンでも、まさにここから始めますので、安心してついてきてくださいね。
なぜDAWの「最初の音出し」で挫折しやすいのか?
ピアノやギターと違い、DAWソフトは起動しただけでは音が出ません。それは、DAWが「楽器」であると同時に、レコーディングスタジオ全体をシミュレートする「空っぽの空間」だからです。音を出すためには、まず「どの部屋(プロジェクト)で」「どのマイクや楽器(トラック)を」「どうやって(音源や入力設定)」使うのかを、あなたがDAWに指示してあげる必要があります。この、音楽制作ソフトの基本となる概念を理解することが、最初の大きな一歩です。
多くの初心者が「DTMを始めたのに、なぜか音が出ない」という最初の壁にぶつかるのは、この手順を知らないまま、複雑に見える画面に圧倒されてしまうからです。しかし、これから解説する3つのステップさえ理解すれば、あなたはもう迷うことはありません。DAWが持つより広範な機能については、当音楽院のブログ記事である「DAWって何ができる?主要機能と作曲を始めるためのDAW基本操作ステップ」で詳しく解説していますが、まずは「音を出す」ことだけに集中しましょう。

こちらの記事もおすすめです
どのDAWでも共通!音を出すまでの最初の3ステップ
Cubase, Logic Pro, Studio One, Ableton Live, Cakewalk by BandLab… どのDAWソフトを使うにしても、これから解説する3つのステップは、ほぼ全てのソフトで共通する基本的な流れです。この手順をしっかりマスターしましょう。
ステップ1:新規プロジェクトの作成と基本設定
まず、DAWソフトを起動すると、多くの場合「プロジェクト」を作成するためのウィンドウが表示されます。プロジェクトとは、これから作る楽曲の全ての情報(録音データ、打ち込みデータ、設定など)を保存しておくための、一つの大きな「ファイル」や「箱」のようなものです。
- 新規プロジェクトの作成:「新規プロジェクト」「空のプロジェクト」あるいは「新規ソング」といった項目を選択します。テンプレート(例:「ピアノ弾き語り用」「バンド録音用」など)が用意されていることもありますが、まずは「空(Empty)」から始めるのがおすすめです。
- 保存場所の指定: これから作成する楽曲の関連データが全て保存されるフォルダを指定します。デスクトップなど、分かりやすい場所を選びましょう。
- 基本設定の確認: プロジェクトの作成時に、「サンプルレート」や「ビット深度」といった音質に関する設定を求められることがあります。最初のうちは、「44.1kHz / 24bit」あるいは「48kHz / 24bit」といった、一般的な設定を選んでおけば問題ありません。
これらの設定を終えて「作成」ボタンを押すと、いよいよ作曲のメインステージとなる、グリッド線が引かれたメインウィンドウが表示されます。
ステップ2:トラックの作成(インストゥルメント or オーディオ)
空のプロジェクトが用意できたら、次は音を鳴らすための「線路」である「トラック」を作成します。トラックには主に2種類あり、目的に応じて使い分ける必要があります。
- インストゥルメントトラック(またはMIDIトラック):
これは、PC内の仮想的な楽器(ソフトウェア音源)を鳴らすためのトラックです。ピアノ、ドラム、シンセサイザーなどを「打ち込み」で制作する場合は、こちらを選択します。DTMでの作曲は、ほとんどの場合、このトラックの作成から始まります。 - オーディオトラック:
これは、マイクやギターなど、外部からの「実際の音」を録音するためのトラックです。ボーカルを録音したり、アコースティックギターを弾いて録音したりする場合は、こちらを選択します。
多くのDAWでは、メニューの「プロジェクト」や「トラック」といった項目から「トラックを追加」を選び、どちらの種類のトラックを作成するかを選択できます。
ステップ3:音源の選択、または入力設定
トラックを作成したら、そのトラックで「どの音を鳴らすか」を設定する最後のステップです。これも、トラックの種類によって操作が異なります。
インストゥルメントトラックの場合:
トラックを作成すると、どのソフトウェア音源を使用するかを選択する画面が表示されます。DAWには、最初から様々な種類の音源(ピアノ、ドラム、ベース、ストリングスなど)が付属しています。まずは、最も分かりやすい「ピアノ」の音源を選んでみましょう。音源を選択すれば、もう音を鳴らす準備は完了です。
オーディオトラックの場合:
オーディオトラックでは、「どのマイク入力から音を録音するか」という入力設定が必要です。トラックのインスペクター(設定画面)で、インプット(入力)として、あなたがマイクや楽器を接続したオーディオインターフェースの端子番号(例:Input 1)を選択します。そして、「録音可能ボタン(通常は●のアイコン)」と「モニタリングボタン(スピーカーのアイコン)」をオンにすれば、マイクに向かって歌ったり、楽器を弾いたりした音がDAWを通じて聞こえてくるはずです。
JBG音楽院の体験レッスン:最初の「音出し」をプロがサポート
この記事で解説した「最初の3ステップ」は、DTMにおけるいわば「自転車の乗り始め」です。一度感覚を掴んでしまえば簡単ですが、最初は少し戸惑うかもしれません。特に、「音が出ない」というトラブルは初心者が非常につまずきやすいポイントです。
JBG音楽院の無料体験レッスンでは、まさにこの「DAWで最初の音を出す」というステップから、プロの講師がマンツーマンで丁寧にサポートします。あなたのPC環境に合わせて、機材の接続からDAWの初期設定、そして実際に音を出しながら簡単なフレーズを打ち込む楽しさまで、分かりやすくガイドします。一人で悩む時間を、私たちと一緒に「楽しい創作の時間」に変えませんか?
JBG音楽院のカリキュラムを見る
まとめ:最初の3ステップを制覇すれば、作曲はもう始まっている
DAWを起動してから、実際に音を出すまでの、どのソフトにも共通する最初の3ステップについて解説してきました。もう一度おさらいしましょう。
- 新規プロジェクトを作成し、楽曲の「箱」を用意する。
- インストゥルメントトラックかオーディオトラックを作成し、音の「線路」を敷く。
- ソフトウェア音源を選ぶか、マイク入力を設定し、「鳴らす音」を決める。
この3つの手順さえ踏めば、あなたの目の前のDAWは、無限の可能性を秘めた「楽器」へと変わります。JBG音楽院の体験レッスンでも、まずここから始めます。難解に見えるDAWの使い方も、このように一つひとつのステップに分解して考えれば、決して難しいものではありません。この記事をガイドに、ぜひあなたも「最初の音」を鳴らす感動を体験してみてください。その一音が、あなたの作曲家としてのキャリアの始まりです。
JBG音楽院なら、社会人でも無駄なく・確実に作曲・DTMスキルを習得できます。
「本気で学びたい」と思ったら、まずは無料体験&個別相談会にお申し込みください! 個別入学相談の申込みフォーム
一覧に戻る