友だち追加で資料請求や無料体験お申込み

【マイク選びの基本】ボーカル・楽器録音用マイクの種類と特徴:ダイナミックとコンデンサーの違いとは?

2025.07.28

【マイク選びの基本】ボーカル・楽器録音用マイクの種類と特徴:ダイナミックとコンデンサーの違いとは?

「DTMでボーカルやアコースティックギターを録音したいけど、どんなマイクを選べばいいんだろう?」「ダイナミックマイクとコンデンサーマイクって、名前は聞くけど何が違うの?」「自分の用途に合った、おすすめのマイクを知りたい」そんな、DTM録音の入り口であるマイク選びで、迷っていませんか?高品位な録音のためには、録音対象に合ったマイク選びが不可欠です。マイクは、あなたの声や楽器の音を電気信号に変える、音楽制作における「耳」のような存在。この最初の音の入り口の質が、楽曲全体のクオリティを大きく左右します。この記事では、DTMで主に使用されるダイナミックマイクとコンデンサーマイクの構造的な違いから、それぞれの音質的特徴、得意な音源(ボーカル、アコギ、ドラムなど)、そして音を拾う範囲を示す指向性まで詳しく解説します。JBG音楽院では、録音対象に応じた適切なマイク選定の重要性を指導します。

なぜDTMでもマイク選びが重要なのか?

「とりあえず、安くて有名なマイクを買っておけばいいや」と考えてしまうのは、DTM初心者が陥りがちな落とし穴の一つです。しかし、マイクにはそれぞれ得意な音源や、最適な使用環境があります。例えば、繊細なアコースティックギターの響きを録りたいのに、ライブハウスで大音量のボーカルを録るのに適したマイクを選んでしまっては、その楽器が持つ本来の美しい音を捉えることはできません。

適切なマイクを選ぶことは、単に「良い音で録れる」というだけでなく、後のミキシング作業のしやすさにも直結します。不要な部屋の響きを拾いすぎず、録りたい音をクリアに捉えることができれば、EQやコンプレッサーといったエフェクト処理も最小限で済み、結果的に楽曲全体のクオリティアップに繋がるのです。この録音という工程は、当音楽院のブログ記事である「高音質な音楽制作の第一歩!オーディオインターフェースの役割と録音入門」で解説した通り、DTMシステムの「心臓部」であるオーディオインターフェースの性能を最大限に活かすためにも、非常に重要なプロセスです。

ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの決定的な違い

DTMで使用されるマイクは、大きく分けて「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」の2種類です。この二つの違いを理解することが、適切なマイク選びの第一歩となります。

ダイナミックマイクの特徴と得意なこと

構造と原理:
ダイナミックマイクは、電磁誘導の原理を利用しています。音の振動で振動板(ダイアフラム)が動き、それに直結したコイルが磁石の周りで動くことで発電し、音を電気信号に変えます。構造がシンプルで、比較的頑丈なのが特徴です。

音質と特性:

  • 感度は比較的低いですが、大きな音量にも耐えられる(音圧耐性が高い)。
  • 中音域に特徴があり、パワフルで芯のあるサウンドが得意。
  • 構造上、繊細な高音域や微細なニュアンスを捉えるのは少し苦手。
  • 電源が不要で、比較的安価なモデルが多い。

主な用途:
ライブでのボーカル、ドラム(特にスネアやタム)、エレキギターのアンプ録りなど、パワフルで大音量な音源の録音に適しています。

コンデンサーマイクの特徴と得意なこと

構造と原理:
コンデンサーマイクは、コンデンサーの原理を利用しています。非常に薄い振動板と固定された電極板の間に電圧をかけ、音の振動による二枚の板の距離の変化を電気信号として取り出します。繊細な構造のため、湿度や衝撃に弱いという特徴があります。

音質と特性:

  • 感度が非常に高く、小さな音や繊細なニュアンスまでクリアに捉えることができる。
  • 高音域から低音域まで、幅広い周波数特性を持つ。
  • 空気感や臨場感を表現するのが得意。
  • 動作のために電源(オーディオインターフェースからのファンタム電源供給)が必要。

主な用途:
レコーディングスタジオでのボーカル録音、アコースティックギター、ピアノ、ストリングス、シンバル類など、繊細で高域豊かな音源の録音に最適です。自宅でのDTMにおけるボーカル録音用マイクとしては、このコンデンサーマイクが最も一般的に推奨されます。

音を拾う範囲を決める「指向性」とは?

マイク選びにおいて、もう一つ重要なのが「指向性」です。これは、マイクがどの方向からの音を、どのくらいの感度で拾うかを示す特性です。

単一指向性(カーディオイド):DTMの基本

マイクの正面の音を最もよく拾い、側面や背面の音は拾いにくい特性です。ハート(心臓)の形に似ていることから「カーディオイド」とも呼ばれます。自宅録音では、PCのファンノイズや部屋の反響といった、不要な環境音を拾いにくいため、ボーカルや楽器の録音において最も一般的に使われます。DTM用のマイクを選ぶなら、まずはこの単一指向性のマイクを選ぶのが基本です。

無指向性(オムニディレクショナル):その場の空気感を録る

マイクの周囲360度、全ての方向から均等に音を拾う特性です。その場の空気感や臨場感を丸ごと録音したい場合に適しています。例えば、部屋全体の響きを含めてアコースティックギターを録音したり、複数の人が話す会議を録音したりする際に使われます。

双指向性(フィギュアエイト):対面の音を拾う

マイクの正面と背面の音をよく拾い、側面の音は拾いにくい、8の字型の特性です。ラジオ番組のように、向かい合った二人の会話を一本のマイクで録音する際などに使われます。

JBG音楽院が推奨する、最初のマイク選び

「じゃあ、結局DTM初心者は、最初に何を買えばいいの?」という疑問にお答えします。

JBG音楽院では、DTMを始める最初の1本として、「単一指向性のコンデンサーマイク」を推奨しています。なぜなら、このタイプが最も汎用性が高く、自宅でのボーカル録音やアコースティック楽器の録音といった、多くの初心者が挑戦したい用途に最も適しているからです。コンデンサーマイクを一本持っていれば、クリアで高品位なサウンドで、あなたの歌声や演奏を楽曲に取り込むことができます。そして、必要に応じて、ライブ活動用に頑丈なダイナミックマイクを買い足していく、というステップが理想的です。

JBG音楽院のレッスンでは、機材選びに関する個別の相談にも、プロの講師が丁寧に対応します。あなたの音楽スタイルや予算に合わせた、最適な一本を一緒に見つけましょう。
JBG音楽院のカリキュラムを見る

まとめ:録りたい音に最適なマイクを選び、作品のクオリティを高めよう

ボーカルや楽器録音に不可欠なマイクの選び方について、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いを中心に解説してきました。高品位な録音のためには、それぞれのマイクの構造的な違いと音質的な特徴を理解し、あなたが録音したい音源に最も適したマイクを選ぶことが不可欠です。

  • パワフルな音源やライブには → ダイナミックマイク
  • 繊細な音源や自宅でのレコーディングには → コンデンサーマイク
  • 指向性は、まずは基本の → 単一指向性(カーディオイド)

この基本を押さえるだけで、あなたのマイク選びはもう迷いません。JBG音楽院では、録音対象に応じた適切なマイク選定の重要性を指導し、あなたの楽曲のクオリティを根底から支える録音技術の習得をサポートします。ぜひ、あなたにとって最高の「耳」となるマイクを手に入れて、音楽制作の新たな扉を開いてください。

本気でプロを目指すあなたへ
「音楽で稼ぐ」を実現する完全攻略ガイドを無料プレゼント!


  【プロ監修】完全攻略ガイドを無料プレゼント!LINEで今すぐお友だち追加

「音楽で食べていきたいけど、何から始めればいいかわからない…」
そんなあなたの漠然とした不安を、具体的な行動計画に変えるためのJBG音楽院秘蔵「完全攻略ガイド」を、LINE登録者限定無料プレゼントします。
本ガイドでは、DTMで収益を得るプロになるための全手順を、2つのステージと11の具体的なステップで徹底解説。このガイドを手に、プロの音楽家としての「最初の一歩」を踏み出しましょう!

▼この限定ガイドで得られること▼

     

  • 初心者が最初に揃えるべき機材からDAWの基本操作まで、DTMの環境構築がわかる
  •  

  • 再現性のある楽曲制作に不可欠な音楽理論と楽器スキル(特に鍵盤)の習得法を解説
  •  

  • プロの音質に近づけるミキシング&マスタリングの基本が学べる
  •  

  • 完成させた楽曲を「お金」に変えるポートフォリオの作り方と効果的な見せ方がわかる
  •  

  • DTMスキルを活かした多様なキャリアとセルフプロモーション戦略を知ることができる

今すぐLINEの友達になって、限定ガイドを手に入れてください!
LINEに登録して無料で【完全攻略ガイド】を受け取る

一覧に戻る