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理論不要?感覚から始めるメロディづくり

2025.04.25

理論不要?感覚から始めるメロディづくり

スケール名やコード記号を見ただけで頭が真っ白になる——そんな理論アレルギーを抱えつつも「自分のメロディを書きたい」と思っている方に向けた作曲のヒント集です。五線譜よりも耳と直感を頼りにする方法なら、きょうからでも曲づくりの楽しさを味わえます。ここでは、ひらめきを形にする3つの手順、最低限で役立つ理論のコツ、録音と聴き返しでブラッシュアップする方法、そして“理論不要”で進める際の注意点まで解説していきます。

1. メロディを思いつく3つの手順

1‑1. ハミング&ループ

スマホのボイスメモで4拍のクリックを流し、口ずさんだフレーズを録音してみましょう。気に入ったフレーズをループ再生し、その上に別のメロディを重ねると自然に「問い→答え」の形ができあがります。短い時間でも AメロとBメロの下地を作れる便利な方法です。

1‑2. コードトーン探しゲーム

  • ギターやキーボードでC→G→Am→Fなど簡単な4コードを繰り返します。
  • コードごとに1度・3度・5度だけを指で探し、気持ちいい音列をメモ。
  • リズムを付けて8小節のメロディに仕立てれば、外れの少ないラインが完成。

1‑3. ワンフレーズ模写

好きな曲を 0.75 倍速にして、心に残った2〜4小節だけ耳コピします。コピーしたリズムを保ちつつ音程を別キーにずらすとオリジナル度が上がり、著作権面の不安も軽減。自然とフレーズの引き出しが増えます。

2. 感覚派を支える“最小限”の理論

2‑1. よく使う5音だけ覚える

キーCならC・D・E・G・A、キーGならG・A・B・D・E。この5音(メジャーペンタトニック)だけでメロディを組むと、大きく外れる心配がありません。

2‑2. 着地音にルールを決める

フレーズの終わりをコードのルート音(または3度)で止めると、耳が自然に「まとまった」と感じます。まずは1小節ごとに着地音を決め、途中は自由に遊ぶと流れが整いやすくなります。

2‑3. 半音ずらしで手早く展開

作った8小節をまとめて半音上げ下げするだけで転調風のバリエーションが作れます。違和感があればベース音だけ元のキーに戻す「オンコード」にすると、簡単なのにおしゃれな響きに。

理論をもう少し深めたいと感じたら、JBG音楽院のレッスン概要ページをのぞいてみてください。感覚派にも取り組みやすい内容がそろっています。

3. 録音と聴き返し:ブラッシュアップのコツ

3‑1. いったん寝かせて聴く

完成直後は達成感で冷静さを欠きがちです。30分、できれば一晩置いて再生すると、冗長な部分や音量バランスの過不足が客観的に見えます。

3‑2. 周波数の整理はプリセットで十分

メロディを録音したら EQ の「Vocal Clean」などを呼び出し、200〜500 Hz を軽くカット。難しい操作をしなくても、伴奏とかぶりづらくなります。

3‑3. 他人の耳を借りる

音楽仲間でなくてもかまいません。「30秒聴いて覚えているフレーズは?」と尋ねると、フックの強さを測れます。修正は良かった部分を伸ばす方向に絞ると持ち味が生きます。

4. “理論不要”で進める強みと注意点

4‑1. 強み

  • ひらめきが早い…考える前に手や声が動くので、作業がスピーディー。
  • 大胆な発想が出やすい…ルールに縛られず自由な展開やリズムが生まれます。

4‑2. 注意点

  • 再現しづらい…同じ響きを他の楽器で出せない場合は、録音と簡単なメモで記録を残しましょう。
  • 独りよがりになりやすい…必ず聴き返しや第三者の意見を取り入れて客観性を確保。
  • 行き詰まりやすい…展開がマンネリ化したら、必要な部分だけ理論を取り入れて引き出しを増やします。

まとめ

  • ハミング録音やコードトーン探しで、直感的にメロディを確保する。
  • メジャーペンタと着地音ルールで、外れにくいラインを組み立てる。
  • 録音・聴き返し・フィードバックでブラッシュアップ。
  • 必要な場面だけ理論を後づけし、再現性と発展性を確保する。

まずは好きな楽器や声を使って30秒のフレーズを録音してみてください。その小さな一歩が、オリジナル曲完成への近道になります。

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