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最初の一歩!ゼロからはじめる作曲超入門

2025.04.20

最初の一歩!ゼロからはじめる作曲超入門

楽器の演奏はある程度できるのに、作曲となると「どうやって始めればいいのだろう」と戸惑われる方も多いのではないでしょうか。実際には、メロディとコード、それから曲の全体構成という基本をおさえるだけで、想像よりずっとスムーズに曲づくりを楽しめます。ここでは、初めて作曲を試みる方向けに、押さえておきたい作業の流れやポイントをご紹介します。ちょっとしたコツを意識するだけで、自分の音楽が形になっていく喜びを味わえるでしょう。

作曲の流れ:メロディを生かし、コードで支え、構成を整える

作曲方法は人それぞれですが、大まかには「メロディを考える→コードを当てはめる→曲の構成を整える」という手順が分かりやすいといえます。最初から長い作品を完成させようとすると難しく感じるかもしれませんので、短いフレーズやミニ曲を作りながら慣れていくのがおすすめです。

1. メロディを考える

メロディは曲の印象を大きく左右する重要な要素です。思いついたフレーズがあれば、まずは簡単に録音したり、メモとして書き留めたりしておきましょう。ギターやピアノなど、得意な楽器があれば実際に鳴らしながら微調整すると、曲の雰囲気がより具体的に見えてきます。サビのフレーズだけが先に浮かぶこともありますが、それを中心にAメロやBメロを発展させていくのも一つのやり方です。

2. コードを当てはめる

メロディに合うコードを探す作業は、作曲においてとても楽しい部分です。メロディの終わりの音や、頻繁に出てくる音を手がかりに考えてみると、「Cメジャーが合いそう」「ここはGにしてみよう」など、スムーズに当てはめやすくなります。最初はCやGといったベーシックなコードだけでも十分ですし、王道のポップス進行(例:C→G→Am→F)を試してみるのも良いでしょう。メジャーとマイナーをどう組み合わせるかで曲の雰囲気が変わるため、気になった響きがあれば積極的に取り入れてみてください。

3. 曲の構成を整える

メロディとコードが固まってきたら、AメロやBメロ、サビなど、全体の構成を整理してみましょう。ポップスではAメロ→Bメロ→サビがよく使われますが、楽曲の狙いやジャンルによっては別のパターンを選んでも問題ありません。聴き手の注意を引き、最後まで飽きさせないために、音量を抑えた部分から一気に盛り上げるなど、緩急をつける工夫を取り入れてみてください。

作曲を助ける音楽理論の基本

音楽理論を深く学ばなくても曲は作れますが、基本的な概念をわずかでも把握していると、コード進行やメロディとの相性を判断しやすくなります。ここでは、初心者の方でも役立つポイントを取り上げます。

ダイアトニックコードを覚える

ダイアトニックコードとは、特定のキー(調)内の音を使って構成されるコードの集合です。たとえばCメジャーキーなら「C、Dm、Em、F、G、Am、Bdim」といった7つが挙げられます。これらを把握すると、「このキーなら、このコードたちの中から選べば自然な響きになりやすい」という目安が立てやすくなり、曲づくりがスムーズに進むでしょう。

トニック・ドミナント・サブドミナントの役割

ダイアトニックコードには「安定感があるコード」「強い終止感をもたらすコード」「その中間的な役割を担うコード」があり、それぞれトニック、ドミナント、サブドミナントなどと呼ばれます。たとえばサビ前にドミナントのコードを使い、サビでトニックに戻ると、自然な解放感を得られるなど、機能を意識するだけでドラマティックな進行を作りやすくなります。

もし理論をさらに深く学びたい場合は、JBG音楽院のレッスン概要ページをご覧いただくと、実践的なカリキュラムで理解を深められるでしょう。

シンプルな練習曲から始めるメリット

フルコーラスの曲を完成させるのはハードルが高いと感じる方は、短い練習曲を複数作り、そのなかでメロディやコード、構成のコツを学んでいくのがおすすめです。

小規模な作品を仕上げる

サビだけを8小節から16小節程度で作ってみたり、Aメロだけを短くまとめてみたりと、まずはコンパクトな形で音楽を完結させる方法があります。短いながらも最後まで作り上げることで、自分のアイデアを形にする感覚をつかみやすく、達成感も得やすいでしょう。

コードを制限してみる

たとえばC、F、Gといったごく基本的な和音だけで一曲作ると決めると、選択肢が少ないぶんメロディやリズムに集中しやすくなります。そこにメジャーやマイナー、テンションを少し加えるなど、徐々にアレンジの幅を広げると、作曲のスキルが着実に蓄積されます。

客観的に聴き直す

自分で弾いているときと、録音したものを聴いたときでは印象が違うことも多いものです。簡単な録音機材やスマートフォンの録音機能を使って一度音源を作り、あらためて聴き返してみてください。思わぬタイミングでメロディが走っていたり、コードの変化に物足りなさを感じたりと、改善点がはっきりすることがあります。パソコンを使える場合は、DAWソフトを使って打ち込みを行うと微調整もしやすくなります。

挫折を防ぐための考え方

作曲に挑戦してみると、思ったようなメロディが浮かばなかったり、コード進行がワンパターンに陥ったりして、途中で手が止まることもあるかもしれません。そんなときこそ、以下のポイントを意識してみてください。

完璧を追い求めすぎない

素晴らしい作品を作ろうと意気込みすぎると、理想とのギャップに落胆してしまいがちです。最初は「こんな方向性でも形になれば充分」という気軽な姿勢が大切です。うまくいかない部分を次のチャレンジに生かすことで、少しずつ理想に近づいていく過程を楽しんでみてください。

好きな曲を研究する

お気に入りのアーティストや楽曲をあらためて分析して、「どうしてこの部分は耳に残るのだろう」「サビ直前のコードがなぜ盛り上がる感じを出しているのだろう」など、気になる要素を探ってみるのは大いに参考になります。実際に演奏でコピーしてみると、その仕組みが体感として理解しやすくなる場合もあります。

小さな目標を積み重ねる

最初からフルコーラスを完成させようとせず、Aメロだけに集中したり、サビだけを先に作ったりと、部分的な完成を目指すのも一案です。こうした断片を複数ストックしておけば、後々それらを組み合わせて一曲の流れを作ることもでき、自然に大きな作品へと発展していく可能性があります。

まとめ・結論

楽器の演奏ができても、作曲となるとハードルが高いように思われることがあります。しかし、メロディとコード、さらに曲の構成を大まかに理解するだけで、思いのほかスムーズに始められるものです。短い練習曲をいくつか仕上げながら、ダイアトニックコードなどの基本理論を少しずつ取り入れれば、曲づくりは一段と楽しさを増すでしょう。もし理論をより体系的に学びたいと感じたら、JBG音楽院のレッスン概要ページを参考にすることで、効率的にスキルを伸ばす手段が見つかるかもしれません。

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