【池尻大橋校】【バクマン。×新宝島】渋谷の「疾走感」はどう作られる?80sサウンドと現代的ビートの融合分析
夢を追いかけて走り抜ける街、渋谷。映画『バクマン。』において、主人公たちが漫画家としての成功を目指して奔走するシーンと、サカナクションの『新宝島』が重なる瞬間は、映像と音楽が完璧にシンクロした名場面として記憶に残っています。今回は、この楽曲が持つ独特の「疾走感」と「レトロフューチャーな響き」が、どのようにしてあの熱量を演出しているのか、プロの作曲家の視点から分析します。
1. イントロのインパクト:ゲートリバーブが刻む「挑戦」への鼓動
『新宝島』といえば、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、あの印象的なドラムのフィルインから始まります。音楽的に非常に重要なのが、ここで使われている「ゲートリバーブ(Gated Reverb)」という処理です。
80年代のポップスで多用されたこの手法は、スネアドラムの残響(リバーブ)を人工的にバサッと切ることで、力強く、かつタイトなリズムを生み出します。映画の中で、主人公たちが渋谷の街を駆け抜けるシーンや、締め切りに追われながらペンを走らせるシーンにおいて、この「古くて新しい」ドラムサウンドが、彼らの揺るぎない決意と心臓の鼓動を象徴しています。
単なるBPM(テンポ)の速さだけでなく、音の余韻をコントロールすることで生まれる「前へ進む力」こそが、この楽曲が聴く人の心を掴んで離さない理由の一つです。
2. 繰り返されるフレーズと「丁寧」な展開美
サカナクションの山口一郎氏が「丁寧」と歌詞にする通り、この楽曲の構成は非常に計算されています。特筆すべきは、シンセサイザーのリフ(繰り返しフレーズ)と、ボーカルのメロディラインです。
サビで使われているメロディは、日本人が古くから親しみを感じやすい「ペンタトニックスケール(五音音階)」的な要素を含みつつ、バックトラックはテクノやハウスミュージックの無機質なループ感を漂わせています。渋谷という街が持つ「混沌としたエネルギー」と、漫画という「アナログな情熱」が交錯する作品の世界観に、このデジタルとアナログを行き来するサウンドメイクが見事にマッチしています。
あえて音数を詰め込みすぎず、それぞれの楽器の役割(帯域)を明確に分けることで、大音量で鳴らしてもボーカルが埋もれない「抜けの良さ」を実現しており、これは現代のDTMにおいても非常に参考になるミックスバランスです。
3. この空気感をDTMで表現するには?
もしあなたが、渋谷の喧騒や『バクマン。』のようなクリエイターの情熱を楽曲で表現したいなら、以下のポイントを意識してみましょう。
「古さ」を武器にするサウンド選び
最新のソフトシンセを使う場合でも、あえて80年代のハードウェアシンセサイザー(DX7やProphet-5など)を模した音色を選んでみてください。そして、リズムトラックには少し強めのコンプレッサーをかけ、アタック感(音の立ち上がり)を強調することで、都会的な鋭さを演出できます。
DTAMでグルーヴを作る
JBG音楽院が提唱する、PCでのデジタル制作にアナログの知見や機材の響きを融合させる「DTAM(Desktop and Analog Music)」の考え方がここで活きます。例えば、打ち込み(MIDI)で正確なリズムを作りつつ、メインのシンセフレーズやギターだけは実際に弾いて録音したり、アナログ機材を通したような「歪み(サチュレーション)」をプラグインで加えたりすることで、楽曲に人間味と厚みが生まれます。
デジタルな渋谷の街並みの中に、泥臭い人間のドラマがあるように、音楽も「正確さ」と「揺らぎ」のバランスが重要なのです。
まとめ:渋谷から一駅、池尻大橋で「本物」の音を創る
『新宝島』が描いたような、レトロとモダンが融合した心を揺さぶるサウンドは、単なる理論だけ、あるいは感覚だけでは作ることができません。確かな基礎知識と、それを具現化する技術が必要です。
映画の舞台となった渋谷から田園都市線でわずか一駅。JBG音楽院 池尻大橋校(本校)は、まさにクリエイティブの最前線に位置しています。プロの現場と同等の機材が揃ったスタジオ、そして音楽に本気で向き合う仲間たちが集まるこの場所には、あなたの頭の中で鳴っている音を「作品」へと昇華させるための環境が整っています。
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