【池尻大橋校】【超GALS! 寿蘭×アイツ】渋谷の熱量を疾走感に変える「BPM」と「歪み」の方程式
かつて「コギャル文化」の震源地として世界中から注目を集めた街、渋谷。アニメ『超GALS! 寿蘭』の舞台となった90年代後半〜00年代初頭の渋谷には、特有の「熱気」と「無敵感」が漂っていました。今回は、オープニングテーマであるdpsの『アイツ』と、当時の渋谷を象徴するサウンドを分析し、街の空気感を音楽に落えい込むヒントを探ります。
渋谷の喧騒を切り裂く「疾走感」と「歪み」の正体
主人公・寿蘭が渋谷の街を駆け抜けるシーン。そこで流れる『アイツ』は、単なるポップスではなく、骨太なロックサウンドで構成されています。ここに、当時の渋谷が持っていた「他者に媚びない強さ」を表現する鍵があります。
BPM170超が作り出す「止まらない街」の鼓動
この楽曲の最大の特徴は、BPM170付近の速いテンポです。これは、当時の渋谷センター街(現・バスケットボールストリート)の人の流れや、情報のスピード感と見事にリンクしています。
作曲の視点で見ると、単にテンポを速くするだけでなく、8ビートのドラムを前のめり(プッシュ気味)に配置することで、聴き手に「立ち止まれない」「走り続けなければならない」という切迫感と高揚感を与えています。街のサウンドトラックを作る際、その街の「流れるスピード」をBPMで定義することは非常に有効なアプローチです。
「歪み(Distortion)」が表現する若者の主張
また、イントロから全開になるディストーションギターの音色にも注目してください。きらびやかなシンセサイザーではなく、あえて荒々しいギターサウンドを前面に出すことで、コギャルたちの「見た目は派手だが、芯は強い」という精神性を音で体現しています。
DTMで都会的な楽曲を作る際、あえてノイズ成分の多い歪んだ音色をレイヤー(重ねる)することで、コンクリートジャングル特有の雑多なエネルギーを表現することができます。
「パラパラ文化」とユーロビートに見る高揚感の演出
『超GALS!』そして当時の渋谷を語る上で欠かせないのが、劇中のBGMやダンスシーンでも象徴的に扱われる「ユーロビート」や「トランス」の要素です。
シンセリフが作る「非日常」の空間
当時の渋谷109周辺やクラブで鳴り響いていたユーロビートは、「Saw(ノコギリ波)」を用いた派手なシンセリフが特徴です。裏拍を強調したベースライン(オクターブ奏法)は、リスナーの心拍数を上げ、トランス状態へと誘います。
『アイツ』のようなロックサウンドが「個の強さ」を表すとすれば、ユーロビート的なアプローチは「集団の熱狂」を表現しています。この二つのジャンル感が混在していることこそが、当時の渋谷という街のサウンドスケープ(音の風景)そのものなのです。
DTAMで再現する「あの頃の渋谷」の空気感
では、現代の制作環境でこの「00年代渋谷の熱気」を再現するにはどうすればよいでしょうか? ここで重要になるのが、JBG音楽院が提唱するPCでの制作にアナログの知見を融合させるDTAM(Desktop and Analog Music)の考え方です。
例えば、デジタルなソフトシンセでユーロビート的なきらびやかなシーケンスを組みつつ、ボトムを支えるベースやギターには、アナログ機材を通したような「太さ」や「空気感」を持たせる処理を行います。すべてをデジタルで綺麗に整えすぎず、あえてコンプレッサーで「潰す」ような荒っぽい質感を残すことで、当時の渋谷にあった「未完成なパワー」を楽曲に封じ込めることができるのです。
まとめ:渋谷から1駅、池尻大橋で「熱気」をクリエイティブに変える
『超GALS!』の舞台である渋谷は、圧倒的なエネルギーが集まる場所でした。その喧騒を「ノイズ」として終わらせるか、「音楽」へと昇華させるか。それはクリエイターの腕にかかっています。
JBG音楽院 池尻大橋校(本校)は、そんな渋谷から田園都市線でわずか1駅。「プロの現場」の空気が漂うこの街で、あなたの感性を確かな技術に変えてみませんか? 渋谷の熱気を肌で感じながら、静かな環境でじっくりと音に向き合う。そんな理想的な環境で、あなただけの音楽を創り上げましょう。
JBG音楽院 池尻大橋校なら、プロ仕様の環境と実績あるカリキュラムで、確実に作曲・DTMスキルを習得できます。
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