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【池尻大橋校】【天気の子×RADWIMPS】雨の渋谷を浄化する「ピアノの残響」と「余白」の美学

2026.01.17

【池尻大橋校】【天気の子×RADWIMPS】雨の渋谷を浄化する「ピアノの残響」と「余白」の美学

名作の舞台となった場所で流れていた音楽。そこには、映像と音をリンクさせるためのヒントが隠されています。今回は、映画『天気の子』と、その世界観を決定づけたRADWIMPSの名曲『愛にできることはまだあるかい』を、プロの作曲家の視点で紐解いていきます。

雨の東京を表現する「ピアノの音色」と「空間処理」

『天気の子』の象徴的なシーンとして描かれる、降り止まない雨に煙る東京の風景。特に代々木会館(現在は解体)や渋谷周辺のグレーがかった空気を、楽曲冒頭のピアノが見事に表現しています。

ここで注目すべきは、ピアノの音色(トーン)とリバーブ(残響)の深さです。楽曲の入り口では、あえて高音域を強調した硬質なピアノの音が使われています。これは、コンクリートジャングルである渋谷の冷たさと、そこに落ちる雨粒の「硬さ」を聴覚的に再現していると言えるでしょう。

また、BPM(テンポ)をあえて落とし、音と音の間に意図的な「余白」を作ることで、雨の日の独特な閉塞感と、その中で主人公たちが抱える孤独感を際立たせています。映像の中の「湿度」を音で表現するためには、単に音を詰め込むのではなく、こうした引き算のアレンジが極めて重要になります。

スクランブル交差点の喧騒と対比させる「合唱」の力

物語が展開し、渋谷スクランブル交差点などの象徴的な場所が登場するにつれ、楽曲は壮大なスケールへと変化していきます。ここで特筆すべきは、後半にかけて加わるクワイア(合唱)とストリングスのアレンジです。

渋谷という街は、圧倒的なノイズと情報の渦です。その喧騒(ノイズ)に対抗するために、RADWIMPSは「個」の叫びから「全」の祈りへと昇華させるような、厚みのあるコーラスワークを採用しました。コード進行においても、サビに向けてダイナミクス(強弱の幅)を極限まで広げることで、都会の雑踏を突き抜けて空へ届くようなカタルシスを生み出しています。

「世界が狂っていようとも、自分たちはここにある」という強い意志を表現する際、単独の楽器ではなく、人間の声の集合体であるクワイアを使う選択は、この作品のテーマである「個と社会」の対比を音楽的に補完する見事な手法です。

【実践】「都市と雨」の空気感をDTMで再現するには

では、私たちがDTMでこのような「都市の雨」や「感情の浄化」を表現するにはどうすればよいでしょうか。

ベロシティとタイミングの「ゆらぎ」

PC上での打ち込みにおいて、グリッドにぴったり合わせたリズムは、無機質なロボットのような印象を与えてしまいます。雨音や人の感情のような有機的なものを表現するには、ベロシティ(音の強弱)と発音タイミングを微調整し、人間的な「ゆらぎ」を作ることが不可欠です。

DTAM的アプローチでの音作り

JBG音楽院が提唱するPCでの制作にアナログの知見を融合させるDTAM(Desktop and Analog Music)の視点を取り入れてみましょう。例えば、ソフトシンセのピアノ音源を使う場合でも、あえてアナログ機材を通したような「サチュレーション(倍音の付加)」を薄くかけたり、実際の部屋鳴りをシミュレートした「コンボリューションリバーブ」を使用することで、デジタル特有の冷たさを消し、楽曲に「体温」を宿らせることができます。

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まとめ:渋谷から1駅の場所で、プロの音作りを学ぶ

『天気の子』における音楽は、単なるBGMではなく、雨の東京という舞台装置そのものでした。場所の空気感、温度、湿度までも音に変換する技術こそが、プロのクリエイターに求められるスキルです。

JBG音楽院 池尻大橋校は、まさにこの作品の舞台となった渋谷から田園都市線でわずか1駅。「クリエイティブの聖地」に近いこの場所には、プロの現場の空気を感じながら制作に没頭できる環境があります。独学では気づけない「音の余白」の作り方や、感情を揺さぶるアレンジの極意を、熱気あふれる仲間と共に学んでみませんか?

JBG音楽院 池尻大橋校なら、プロ仕様の環境と実績あるカリキュラムで、確実に作曲・DTMスキルを習得できます。

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