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【池尻大橋校】曲が「退屈」に聞こえる原因は?COREクラスで学ぶプロのアレンジ思考

2025.12.29

【池尻大橋校】曲が「退屈」に聞こえる原因は?COREクラスで学ぶプロのアレンジ思考

こんにちは、JBG音楽院 池尻大橋校です。
渋谷から田園都市線でわずか1駅。池尻大橋駅にある本校のスタジオには、今日もプロを目指す社会人や学生が集まり、熱心に楽曲制作に取り組んでいます。

「自分で作った曲を聴いていると、なんだか途中で飽きてしまう…」
DTMで作曲をしていると、そんな悩みに直面することはありませんか?

今回は、JBG音楽院の核となる「COREクラス」で行われたレッスンの様子をレポートします。
テーマは、楽曲を最後まで飽きさせずに聴かせるための「アレンジ(編曲)の極意」。DTAM(Desktop and Analog Musicの略で、PCでの音楽制作とアナログ機材の知見を融合させるJBGの教育コンセプト)に基づいた、具体的かつ本質的な指導の一部をご紹介します。

「悪くはない」が一番危険?リスナー心理を読み解く

今回の授業では、生徒さんが制作した楽曲のブラッシュアップを行いました。
曲の前半、イントロからAメロにかけての展開を確認している際、講師が生徒さんに問いかけます。

講師:「ここのパート、聴いてみてどうですか? 何かピンと来ない感じじゃないですか?」
生徒:「そうですね…悪くはないんですけど…」
講師:「その『悪くはないんだけどなぁ』という感覚が、実は『ちょっと退屈かも』というサインなんです。作り手が『ちょっと退屈』と感じている時、聴いているリスナーは『もっと退屈』に感じているものなんですよ」

ドキッとする言葉ですが、これはプロの現場を知る講師だからこその愛のある指摘です。
自分では「まあいいか」と流してしまいがちな部分こそ、リスナーが離脱するポイントになります。池尻大橋校のレッスンでは、こうした感覚的な部分を言語化し、プロの視点で鋭く、かつ丁寧にフィードバックを行います。

アレンジは「フランス料理のフルコース」と同じ

では、どうすれば「退屈」を脱却できるのでしょうか?
講師が例え話として出したのが、なんと「コース料理」の話でした。

講師:「アレンジはいかに聴き手を退屈させず、美味しく味わってもらうか。これってコース料理と同じ考え方なんです。
いきなり最初にメインディッシュ(一番盛り上がる楽器構成)を出すんじゃなくて、まずは食前酒や前菜(静かなイントロ)から始まって、だんだん盛り上げていくんです」

今回の生徒さんのプロジェクトでは、最初からドラムやベースが全力で鳴っている状態でした。
そこで講師は以下の手順で「引き算」のアドバイスを行いました。

  • イントロ〜Aメロ:あえてドラムとベースをミュート(消音)し、ピアノとメロディだけで静かに始める。
  • 展開部:ドラムの「複雑さ」や「強さ」を抑え、スネアではなくサイドスティック(枠を叩くコツコツという音)で静かに入ってくる。
  • サビ(メインディッシュ):ここで初めてドラムを全開にし、ベースも動かして一気に盛り上げる。

さらに、「味変(あじへん)」のスパイスとして、グロッケン(鉄琴)の音を隠し味的に薄く入れるテクニックも伝授。
PC上の操作だけでなく、「楽曲の物語」をどう構築するかという構成力を養えるのが、JBG音楽院の授業の特徴です。

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Logic Proの操作もその場で解決!「DTAM」の実践

音楽的な理論だけでなく、それを実現するためのDAW(作曲ソフト)の操作技術も同時に学びます。
今回のレッスンでは、Logic ProのMIDI編集における便利なショートカットや、新機能である「セッションプレイヤー」の活用法についても触れられました。

作業効率を爆上げするショートカット

メロディの打ち込みデータを修正している際、音符と音符の間に隙間ができてしまい、滑らかに聞こえない場面がありました。
そこで講師が教えたのが、一瞬で音符を繋げるテクニックです。

講師:「これ、いちいちマウスで伸ばすと大変ですよね。全選択して『Shift + \(円マーク)』を押してみてください。一発で次のノートまで繋がりますよ」
生徒:「あ、本当だ! 隙間がなくなりました」

キーボードの設定(日本語配列かUS配列か)による違いまで細かくサポートし、その場でつまずきを解消できるのは、対面レッスンならではのメリットです。

AIプレイヤーを「指揮」する技術

JBG音楽院が提唱する「DTAM」の考え方は、デジタル技術をアナログ的な感性で使いこなすことにあります。
Logic Proのセッションプレイヤー(AIドラマーなど)を使う際も、ただ自動生成に任せるのではなく、「ここの強さを下げて」「ここはシンプルに白玉(全音符)で」と、まるで本物のミュージシャンに指示を出すようにパラメータを調整していく様子が印象的でした。

池尻大橋校で、あなたの音楽を「プロの作品」へ

今回の授業の最後、生徒さんの楽曲は、構成を整理しただけで見違えるほどドラマチックに生まれ変わりました。
「悪くはない」で止まっていた曲が、「続きが聴きたくなる曲」へと進化した瞬間です。

JBG音楽院 池尻大橋校では、独学では気づきにくい「プロの視点」と、それを形にする「確かな技術」を、現役のプロ講師が直接指導します。
静寂なスタジオ環境で、音の細部までこだわり抜く制作体験を、あなたも味わってみませんか?

JBG音楽院 池尻大橋校なら、プロ仕様の環境と実績あるカリキュラムで、確実に作曲・DTMスキルを習得できます。

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