
【JBG音楽院 池尻大橋校】プロのコード進行はなぜ滑らか?作曲を格上げする『展開形』の秘密
「自分で作った曲のコード進行が、なんだかぎこちなく聞こえる…」「好きな曲みたいに、滑らかで自然な響きにならない…」独学で作曲をしていると、そんな「響きの壁」にぶつかることはありませんか?その原因は、コードの知識不足ではなく、コードの「繋ぎ方」にあるのかもしれません。
JBG音楽院では、プロの作編曲家が当たり前に使っている、実践的な音楽理論を基礎から体系的に学ぶことができます。今回は、渋谷駅から電車で一駅という好立地にある「JBG音楽院 池尻大橋校」のCOREクラスから、あなたの曲のクオリティを劇的に向上させる「展開形(インバージョン)」のレッスンを特別に公開します。
ポイント1:「基本形」ばかりでは音楽にならない。プロが使う「展開形」という発想
授業の核心は、「なぜプロのコード進行は滑らかに聞こえるのか?」という問いから始まりました。講師は、多くの独学者が陥りがちな「落とし穴」を指摘します。
講師:コードをつなぐとき、作曲の現場では基本形(ルート音が一番下にある形)で弾くことはほとんどありません。この『展開形』を使って、コードの一番低い音(ベース音)を滑らかに繋ぐことが、プロのような自然な響きを作る上で非常に重要なんです。
例えば「C→G」という進行を、どちらも基本形で弾くと、ベース音は「ド→ソ」と大きく跳躍してしまいます。しかし、Gの展開形である「G/B(ソシレのシの音が一番下)」を使えば、ベース音は「ド→シ」という隣の音への滑らかな動きに変わります。このわずかな違いこそが、音楽の質感を大きく左右するのです。
ポイント2:コードを積み木のように組み替える。第一・第二展開形の作り方
では、その「展開形」とは一体どのように作るのでしょうか。JBGの授業では、その仕組みを非常にシンプルに、まるで積み木を組み替えるように解説します。
Cメジャーコード「ド・ミ・ソ」を例にとると、
- 一番下の「ド」を1オクターブ上に移動させる → 「ミ・ソ・ド」これが第一展開形。
- さらに一番下の「ミ」を1オクターブ上に移動させる → 「ソ・ド・ミ」これが第二展開形。
たったこれだけのルールです。しかし、この単純なルールを知っているだけで、あなたの作れるコード進行のバリエーションと滑らかさは飛躍的に向上します。JBG音楽院では、こうした実践的な知識を、誰もが理解できるよう丁寧に解説していきます。
ポイント3:「トップノート」と「内声」。コードを立体的に捉える視点
展開形の概念をさらに深めるため、授業ではコードを立体的に捉える「声部(せいぶ)」という考え方にも触れられました。
講師:コード進行を作るときは、一番低い音(ベース)と、一番高い音(トップノート)の動き、この二つのラインを意識することがとても大事です。この外側の二つの声部が美しく流れていれば、中の音(内声)が多少複雑でも、全体としては綺麗に聞こえることが多いんです。
コードをただの和音の塊としてではなく、複数のメロディーラインが重なったものとして捉える。この多層的な視点を持つことで、アレンジのレベルは飛躍的に向上します。JBG音楽院では、こうしたプロの編曲家が常に意識している高度な視点まで、体系的に学ぶことができます。
まとめ:今日の学びから見えた、成長へのヒント
今回の授業は、独学ではなかなか気づけない、プロのサウンドを生み出すための核心的なテクニックに満ちていました。
- 「展開形」が滑らかさの鍵: コードの展開形(インバージョン)を使いこなすことが、自然でプロフェッショナルなコード進行を作る第一歩です。
- ベースラインを意識する: 展開形を駆使して、コード進行のベース音を滑らかに繋ぐことを意識しましょう。
- コードを立体で捉える: トップノートや内声といった「声部」を意識することで、より高度で音楽的なアレンジが可能になります。
独学でコードを繋げることに限界を感じているあなたへ。JBG音楽院 池尻大橋校で、あなたの音楽をより豊かでプロフェッショナルなものにしませんか?池尻大橋駅から徒歩5分という通いやすい環境で、あなたの創作活動を新たなステージへと導きます。
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