
【JBG音楽院 池尻大橋校】「ディミニッシュコードの謎を解く」を徹底解説!COREクラスの授業をチラ見せ
「音楽理論を学んでいるけど、ディミニッシュコードが出てくると頭が真っ白になる…」「響きが特殊で、どう使えばいいのか分からない」。独学で作曲を学ぶ多くの方が、一度はぶつかる壁ではないでしょうか。複雑に見えるコードを前に、手が止まってしまうのは辛いですよね。
この記事では、そんなあなたの悩みを解決するヒントをお届けします。渋谷駅から電車で一駅というアクセスの良さも魅力のJBG音楽院 池尻大橋校。その中心的な授業である「COREクラス」で実際に行われた、ディミニッシュコードに関するレッスン風景を特別に公開します。プロの講師がどのように難解なテーマを紐解いていくのか、そのリアルな空気感を感じてみてください。
ポイント1:なぜディミニッシュは難しい?まず「異名同音」の壁を越える
ディミニッシュコードの理解を難しくしている最初の関門が、「異名同音(いめいどうおん)」という考え方です。楽譜上の名前は違うのに、ピアノの鍵盤上では同じ音を指すこの概念。特に、この日の授業で扱われた「B♯(Bシャープ)」のような音は、独学者を混乱させがちです。
講師はまず、この基本的な部分から丁寧に解説を始めます。理論の解説だけでなく、なぜそうなるのか、そしてそれを知ることがどう役立つのかを、対話を通じて生徒自身が気づけるように導いていきます。
講師:「じゃあまず、この『B#』。ピアノの鍵盤で考えると、何の音と同じになるか分かるかな?」
生徒:「Bのシャープだから…あ、Cですね。」
講師:「その通り!まず『B#はC』、これは大丈夫だよね 。じゃあ、なんで同じ音なのにわざわざB#って書くことがあると思う?これがディミニッシュの面白いところであり、便利なところなんだ。」
一見遠回りに見えるかもしれませんが、こうした基礎的な概念の一つひとつを確実に自分のものにしていくことが、結果的に揺るぎない実力へと繋がります。※異名同音(エンハーモニック):名前は違うが、実際の音の高さは同じ音のこと。
ポイント2:ディミニッシュの正体は「転回」にあり!
ディミニッシュコードの最大の特徴であり、面白さは、その「多機能性」にあります。講師は授業の中で、「diminishes, diminishes, diminishes. 」と何度もその重要性を熱弁していました。その鍵を握るのが「転回形(インバージョン)」という考え方です。
ディミニッシュセブンスコードは、どの構成音を一番下の音(ベース音)にするかによって、4つの異なるディミニッシュコードとして解釈することが可能です。例えば、「Gdim7」の構成音は「G, B♭, D♭, E (F♭)」ですが、これを転回させて「B♭」をベースにすると「B♭dim7」の響きになります。つまり、たった一つのコードを知るだけで、4つのコードを手に入れたのと同じ価値があるのです。
生徒:「なるほど…!言われてみれば、構成音は同じですね。パズルみたいで面白いです。」
講師:「そう、だからディミニッシュを怖がる必要は全然ないんだよ 。この仕組みが分かると、今まで繋がらなかったコード同士を滑らかに繋いだり、意外な展開を作ったり、作曲のアイデアが劇的に広がる。まさに魔法のようなコードなんだ。」
この転回の概念を理解することで、ディミニッシュコードは「複雑で難しいもの」から「作曲の幅を広げる強力な武器」へと変わります。※転回形(インバージョン):コードの構成音の上下を入れ替えて、響きや機能に変化を持たせること。
ポイント3:「ニューヨークの響き?」感覚を言語化して理解を深める
JBG音楽院のレッスンは、ただ理論を解説するだけではありません。その理論がもたらす「響き」や「フィーリング」を生徒と共有し、感覚的な理解を促すことも重視しています。この日の授業でも、講師からユニークな表現が飛び出しました。
あるコードの響きについて、講師は「to me. So it feels like New York.(僕にとっては、ニューヨークみたいな感じがするんだよね)」と語りかけました 。一見、音楽理論とは関係ないように思えるかもしれません。しかし、こうした言葉の共有を通じて、生徒は「確かに、都会的で少し緊張感のある響きかも」と、自分なりの感覚と理論を結びつけることができます。
理論書をなぞるだけでは得られない、こうした感性のキャッチボールこそが、知識を血の通った「使えるスキル」へと昇華させるのです。
まとめ:今日の学びから見えた、成長へのヒント
今回のCOREクラスの授業風景から、独学の壁を乗り越えるためのヒントが見えてきました。
- 対話が理解を深める: 一人で悩みがちなポイントも、講師との対話を通じてその場で解消できます。
- 基礎の徹底が応用を生む: 「異名同音」のような基礎的な概念をしっかり固めることが、ディミニッシュのような複雑なコードを使いこなす近道になります。
- 知識は武器になる: コードの「仕組み」を理解することで、難解な理論が作曲のアイデアを広げる強力なツールに変わります。
- 感性を共有する: 理論と感覚を行き来することで、より深く、自分らしい音楽表現が可能になります。
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