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曲をカッコよくする!リズムパターン入門

2025.04.29

曲をカッコよくする!リズムパターン入門

コードもメロディも悪くないはずなのに、「どうもノれない」「平坦に聴こえる」──そんな悩みはリズムに原因があることが少なくありません。リズムは曲の推進力を司り、雰囲気を決定づける大切な土台。今回は、リズム感に自信がない方でもすぐ取り入れられる基本パターンと練習法、さらに打ち込みでバリエーションを広げるコツをまとめました。

1. リズムが曲の印象を左右する理由

1‑1. 「拍をどこで強調するか」が空気を変える

  • 2・4拍を強調するとポップスやロックの王道8ビートに。
  • 裏拍にアクセントを置くとファンクやレゲエの跳ね感が生まれる。
  • 同じコード進行でもキックとスネアの配置が変わるだけでまったく違うイメージになる。

1‑2. リズムは「脱・マンネリ」の隠し味

メロディやハーモニーに行き詰まったら、リズムを変えるだけで曲が刷新されることも。リズムを制す者は作曲を制す、と言っても過言ではありません。

2. 初心者でも扱いやすい基本リズムパターン

2‑1. 8ビート(ポップス/ロック)

 キック: 1拍目 & 3拍目 スネア: 2拍目 & 4拍目 ハイハット: 8分で刻む 

まずは“ドン・タン・ドン・タン”を身体に染み込ませましょう。テンポは80 BPMから始め、ハイハットをウラ拍にアクセントを置くなどして表情を変えてみてください。

2‑2. 16ビート(ファンク寄りポップ)

 キック: 1拍目・1拍目ウラ・3拍目 スネア: 2拍目 & 4拍目 ハイハット: 16分で刻み、偶数番目を少し強く 

ハイハットのタタタタに弱強弱強のグルーヴを付けると、一気にダンサブルな印象に。まずはBPM90程度で慣れ、メトロノームを16分で鳴らしてズレを修正します。

2‑3. シャッフル/スウィング

 ハイハット: “タッタ タッタ” (3連符の1・3音目) キック: 1拍目 スネア: 2拍目 

8分音符が跳ねるだけでブルースやジャズのテイストに早変わり。メロディをそのままにリズムだけシャッフルへ置き換える実験がおすすめです。

3. メトロノームを使った実践練習

3‑1. クラップ練習(手拍子)

  1. メトロノームを60 BPMに設定。
  2. 四分の裏拍(“イチ・ト・ニ・ト”の「ト」)だけを手拍子。
  3. 慣れたらBPMを10ずつ上げ、80 BPM付近までキープ。

裏拍が安定すると、16ビートやシャッフルを扱う際のノリが格段に向上します。

3‑2. ボイスパーカッション練習

キック=「ドン」スネア=「タッ」ハイハット=「ツッ」と声に出し、クリックに合わせて8ビート→16ビート→シャッフルと順序よく切り替えます。声で叩ければ、楽器や打ち込みでも再現しやすくなります。

4. 打ち込みでリズムの幅を広げるコツ

4‑1. ベロシティで前後の揺れを再現

全部同じ強さで配置すると無機質な印象に。キックはやや強め、裏拍ハイハットを弱めるだけでライブ感が出ます。

4‑2. “スウィング”ツマミを使いこなす

DAWのスウィング(グルーヴ)機能で8分や16分を
55〜60%にずらし、跳ね具合を微調整します。数値を大きくしすぎると走りやすいので注意。

4‑3. ゴーストノートを1〜2音追加

スネアの直前や直後に弱いハイハットを忍ばせると、リズムが一気に立体的になります。やりすぎるとゴチャつくので多くても小節に2つが目安です。

打ち込みのテクニックを体系的に学びたい場合は、JBG音楽院のレッスン概要ページをチェックしてみてください。基礎から応用まで段階的に習得できます。

まとめ

  • リズムのアクセント位置が曲の空気を決定づける。
  • 8ビート、16ビート、シャッフルの3パターンを体で覚えると、ほとんどのポップスに応用可能。
  • メトロノーム練習は裏拍意識とボイスパーカッションが近道。
  • 打ち込みではベロシティ・スウィング・ゴーストノートの3要素でライブ感を演出。

まずは好きな曲を1曲選び、メトロノームと手拍子でリズムを分解してみてください。リズムの理解が深まれば、どんなメロディもグッと映えるはずです。

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