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音楽様式の旅:バロック、クラシック、ロマン派から現代へ、時代背景と作曲技法の変遷を辿る

2026.02.18

音楽様式の旅:バロック、クラシック、ロマン派から現代へ、時代背景と作曲技法の変遷を辿る

「自分の曲がいつも同じような展開になってしまう」「メロディやコード進行の引き出しが少ない」と感じていませんか? DAW(作曲ソフト)を使えば誰でも簡単に音が出せる時代だからこそ、独学での作曲に行き詰まりを感じる方は少なくありません。その壁を突破する鍵は、実は最新のプラグインではなく、過去の偉大な作曲家たちが築き上げてきた「音楽史」の中にあります。

音楽の歴史を学ぶことは、単に年号や人名を暗記することではありません。それは、先人たちがどのようにして音楽的な課題を解決し、新しい表現を生み出してきたかという「作曲技法の進化」を追体験することです。バロックの精緻な対位法から現代の斬新な響きまで、各時代の様式(スタイル)を知ることは、現代のポップスや劇伴制作においても強力な武器となります。

この記事では、西洋音楽史における主要な時代区分を辿りながら、それぞれの時代背景が生んだ作曲技法の特徴と、それを現代のDTM(デスクトップミュージック)にどう活かすかを解説します。歴史という巨人の肩に乗り、あなたの作曲能力を飛躍させるヒントを持ち帰ってください。

音楽史を学ぶ意義:過去は「古臭い」のではなく「アイデアの宝庫」

多くのDTMユーザーにとって、クラシック音楽や音楽史は「敷居が高い」「現代の音楽制作には関係ない」と思われがちです。しかし、私たちが普段耳にしているポップス、ロック、ジャズ、そして映画音楽やゲーム音楽に至るまで、その基礎となっているのは西洋音楽の理論と歴史です。

例えば、現代のヒット曲に使われる「カノン進行」はバロック時代のパッヘルベルに由来しますし、映画音楽の壮大なオーケストレーションはロマン派の技法そのものです。過去の様式を学ぶことは、決して懐古主義ではありません。それは、「なぜその音が心地よいのか」「なぜその展開が感動を呼ぶのか」という根本的な仕組み(システム)を理解することに他なりません。

JBG音楽院では、表面的なテクニックだけでなく、こうした音楽の「根源的な仕組み」を理解することを推奨しています。歴史的背景を知ることで、手癖で作っていたフレーズに明確な意図が宿り、迷いのない作曲が可能になるのです。

バロック時代(1600-1750年頃):対位法が生む「旋律の独立と調和」

バロック音楽は、J.S.バッハやヘンデルに代表される時代です。この時代の最大の特徴は、複数の独立したメロディが絡み合いながら調和する「ポリフォニー(多声音楽)」と、それを支える「対位法」の技術が頂点に達したことです。

時代背景と音楽的特徴

当時の音楽は主に教会や王侯貴族のために作られており、建築物のような緻密な構造と、秩序ある美しさが求められました。「通奏低音」という伴奏形態が生まれ、低音部が楽曲の土台を支える役割を確立したのもこの時期です。

  • 対位法(Counterpoint): 複数の異なるメロディを、お互いに邪魔することなく美しく響かせる技法。
  • 装飾音: チェンバロなどの減衰が早い楽器の音を持続させるため、トリルなどの装飾が多用されました。

現代の作曲への応用:ベースラインとメロディの関係性

バロック時代の対位法的な思考は、現代の楽曲制作において「ベースラインとトップノート(メロディ)の関係」を作る際に極めて有効です。

DTM初心者の多くは、コード(和音)のブロックをベタ打ちし、その上にメロディを乗せるだけになりがちです。しかし、対位法を意識すると、「ベースが動くときはメロディを止める」「メロディが跳躍するときはベースを順次進行させる」といった、2つのラインが対話するような動きを作れるようになります。これにより、楽曲に立体感と推進力が生まれます。

古典派(1750-1820年頃):「形式美」と「機能和声」の確立

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンが活躍した古典派の時代は、音楽がより一般市民にも開かれ始めた時期です。バロック時代の複雑な多声音楽から、主旋律(メロディ)と伴奏という明確な役割分担を持つ「ホモフォニー(和声音楽)」へと移行しました。

時代背景と音楽的特徴

啓蒙思想の影響を受け、論理的で明快な構造が好まれました。ここで確立されたのが、現代音楽の基礎とも言える「機能和声(トニック・サブドミナント・ドミナント)」「ソナタ形式」です。

  • 機能和声: 「緊張(ドミナント)」から「解決(トニック)」へという、和音の進行ルールが明確化されました。
  • 形式の重視: 提示部→展開部→再現部という、物語のような構成(ソナタ形式)が完成し、楽曲にドラマティックな展開力が備わりました。

現代の作曲への応用:楽曲構成力とキャッチーな展開

古典派から学べる最大のポイントは「構成力」です。現代のポップスにおける「Aメロ→Bメロ→サビ」という構成も、古典派の形式美の延長線上にあります。

「曲が一本調子になってしまう」という悩みを持つ方は、古典派の作品における「テーマの提示」と「その変奏・展開」の手法を分析してみてください。一つの短いモチーフ(動機)を、リズムを変えたり、転調させたりしながら広げていくベートーヴェンのようなアプローチは、限られたアイデアから1曲を完成させるための強力なガイドラインとなります。

ロマン派(1820-1900年頃):個人の「感情表現」と和声の拡張

ショパン、リスト、ワーグナー、チャイコフスキーなどが活躍したロマン派では、音楽は「形式」よりも「個人の感情」や「物語」を表現する手段となりました。産業革命による楽器の改良(ピアノの音域拡大や金管楽器のバルブ発明など)も、表現の幅を広げる要因となりました。

時代背景と音楽的特徴

文学や絵画と結びついた「標題音楽」が発展し、作曲家はより自由で情熱的な表現を求めました。その結果、和声(コード)の使い方が劇的に進化します。

  • 半音階的進行(クロマティシズム): ピアノの黒鍵を多用するような、調性を曖昧にする進行が増え、切なさや不安定な感情を表現しました。
  • 転調の自由化: 近親調(似たような調)だけでなく、遠隔調への大胆な転調が行われるようになりました。
  • ダイナミクスの拡大: 極端に小さな音から轟音まで、感情の起伏を表すために音量の幅が広がりました。

現代の作曲への応用:エモーショナルなコードワーク

「エモい」曲を作りたいなら、ロマン派の研究は避けて通れません。例えば、セカンダリードミナントやディミニッシュコード、あるいは借用和音(モーダルインターチェンジ)といったテクニックは、ロマン派の時代に高度に洗練されました。

JBG音楽院のレッスンでも、基本的なダイアトニックコード(調の中にある基本的な和音)をマスターした後のステップとして、こうしたロマン派由来の和声技法を学びます。これにより、リスナーの心を揺さぶる「フック」のあるコード進行を作れるようになります。

近代・現代(1900年以降):既存ルールの破壊と「音色」の探求

ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキー、そして現代音楽へと続くこの時代は、これまでの「機能和声」や「調性」というルールからの脱却、そして多様化の時代です。

時代背景と音楽的特徴

20世紀に入り、世界大戦やテクノロジーの進化など、社会が激変する中で、音楽もまた新しい言語を探し求めました。

  • 印象主義(ドビュッシーなど): 明確な機能和声よりも、その瞬間の「響き(音色)」や色彩感を重視。旋法(モード)や全音音階などが使われました。
  • リズムの解放(ストラヴィンスキーなど): 変拍子やポリリズムなど、リズム自体が主役となるようなアプローチが登場しました。
  • 無調・十二音技法: 調性(キー)を感じさせない音楽の実験。

現代の作曲への応用:サウンドデザインとモードの活用

近代音楽のアプローチは、現代のクラブミュージックやアンビエント、ゲーム音楽と非常に親和性が高いです。例えば、ドビュッシーのような「機能にとらわれないコードの並行移動」は、ハウスやテクノのシンセサイザーのリフでよく使われます。

また、メジャースケールやマイナースケール以外の「モード(教会旋法)」を取り入れることで、ジャズやファンク、民族音楽的なニュアンスを加えることができます。「ありきたりな曲」から脱却し、独自の「サウンド(音像)」を作り上げるためには、この時代の自由な発想が大きなヒントになります。

時代を超えた学びを現代のDTMに活かすために

ここまで見てきたように、バロックの対位法、古典派の構成力、ロマン派の和声、近代の音色感覚は、それぞれが独立しているのではなく、地層のように積み重なって現代音楽を形成しています。

「プロレベルの作曲技術を身につけたい」と考えたとき、単にDAWの操作方法やミックスのプラグインを覚えるだけでは不十分です。なぜなら、ツールはあくまで道具であり、「何を表現するか」という核となる部分は、音楽的な知識と教養(リテラシー)から生まれるからです。

JBG音楽院では、DTAM(Desktop and Analog Music)という理念のもと、DAWという現代の利器を使いこなしながらも、こうした音楽史や理論的背景(アナログな知見)を大切にしています。一見遠回りに見える「理論」や「歴史」の学習こそが、スランプに陥ったときに立ち返るべき場所となり、結果としてプロへの最短ルートとなるのです。

特定のジャンルや時代に偏らず、幅広い音楽様式を体系的に学ぶことで、あなたの引き出しは無限に広がります。過去の巨匠たちが遺した知恵を、あなたのオリジナル曲に昇華させてみませんか?

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まとめ:歴史を知ることは、未来の音楽を作ること

本記事では、バロックから現代に至るまでの音楽様式と作曲技法の変遷について解説しました。

今回のポイント:

  • バロック: 複数のメロディを絡ませる「対位法」は、ベースと上モノの関係作りに役立つ。
  • 古典派: 「形式美」と「機能和声」は、楽曲の骨組みを強固にし、説得力を持たせる。
  • ロマン派: 感情を揺さぶる「クロマティシズム」や「転調」は、表現力を高める鍵となる。
  • 近代・現代: ルールに縛られない「音色」や「モード」の追求は、オリジナリティを生む。

音楽の歴史は、表現の可能性を広げようとした作曲家たちの挑戦の記録です。これらの技法を一つずつ理解し、自分の手札として加えることで、あなたの作る音楽はより深く、より豊かなものへと変化していくはずです。まずは自分の好きな曲が、どの時代の技法の影響を受けているか分析することから始めてみましょう。

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