なぜ楽器演奏が作曲の質を上げるのか?DTM時代の演奏スキルの重要性
「DTMがあれば、楽器が弾けなくても曲は作れる」
それは確かに事実です。マウスでピアノロールに音を置いていけば、誰でも正確無比な音楽を作ることができます。しかし、プロとして活躍する作曲家の多くが、なぜ今もなおピアノやギターを練習し続けているのでしょうか?
その答えは、「楽器を演奏することでしか得られない、身体的な音楽感覚」があるからです。
DTM全盛の現代において、あえて「弾けること」がなぜ最強の武器になるのか。今回は、楽器演奏スキルが作曲のクオリティを底上げする具体的な理由と、それがもたらすメリットについて解説します。
理由1:メロディに「呼吸」が宿る
マウスで打ち込んだメロディと、実際に歌ったり弾いたりして作ったメロディ。最大の違いは「呼吸感(ブレス)」です。
人間が楽器を演奏したり歌ったりする時、必ずどこかで息継ぎをします。この生理的な「間(ま)」が、聴き手にとって自然で心地よいフレージングを生み出します。一方、画面上だけで構築されたメロディは、息継ぎの場所がなく、聴き手を息苦しくさせてしまうことがあります。
楽器を弾くことで、身体が自然と「歌うような」フレージングを教えてくれるのです。
理由2:和音の「響き」を肌で感じられる
音楽理論で「Cメジャーセブンス」というコードを知っていても、実際にピアノで弾いた時の「透明感」や「切なさ」を体感していなければ、それはただの記号に過ぎません。
鍵盤を押さえた瞬間に指先から伝わる振動と、空間に広がる倍音。この実体験の積み重ねが、「ここはもっと暗い響きが欲しいから、テンションノートを足そう」といった、感情に直結したコード選択を可能にします。
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理由3:偶発的な「アイデア」が降りてくる
頭の中で計算して作ったメロディは、どうしても予定調和になりがちです。しかし、楽器を触っていると「指が滑って間違えた音が、意外とカッコよかった」というような、嬉しいアクシデントが起こります。
手癖や身体の動きから生まれる偶発的なフレーズは、理屈を超えたオリジナリティの宝庫です。DTMでの作業に行き詰まった時こそ、楽器を手に取ることで、脳が「編集モード」から「演奏モード」に切り替わり、新しいアイデアが湧いてくるのです。
JBG音楽院が提唱する「DTAM」の本質
JBG音楽院では、DTM(Desktop Music)とアナログ楽器(Analog Music)を融合させた「DTAM」という独自のスタイルを提唱しています。
「DTMか楽器か」ではなく、「DTMも楽器も」です。デジタル技術の利便性と、アナログ楽器の身体性を掛け合わせることで、現代の音楽シーンで求められる「高品質かつ人間味のあるサウンド」を生み出すことができると考えています。
まとめ:楽器は「入力装置」ではなく「パートナー」
今回は、DTM時代における楽器演奏スキルの重要性について解説しました。
- メロディに自然な呼吸を与える。
- コードの響きを感情として理解する。
- 身体の動きから新しいアイデアを生み出す。
完璧に弾けるようになる必要はありません。たどたどしくても、自分の手で音を奏でる時間は、あなたの音楽家としての感性を確実に磨いてくれます。ぜひ、PCの横に小さなキーボードやギターを置いて、いつでも音と遊べる環境を作ってみてください。
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