「ハモリ」と「対位法」は別物です。プロの楽曲が立体的で感動的に聴こえる、裏側の秘密
「メロディとコードだけでは、どうしても曲が平坦でスカスカして聴こえる…」「裏で鳴っているストリングスやシンセのフレーズを真似してみても、なんだかゴチャゴチャしてしまう」
DTMでアレンジ(編曲)をしていると、必ずこの壁にぶつかります。
実は、プロの楽曲が立体的で感動的に聴こえるのは、単に音を重ねているからではありません。そこには、「対位法(カウンターポイント)」という、数百年以上前から受け継がれる音楽の魔法が隠されているのです。
「対位法?難しそう…」と身構える必要はありません。
この記事では、多くの初心者が混同している「ハモリ」と「対位法」の決定的な違いを解説し、あなたの楽曲にプロのような「奥行き」と「感動」を与えるための、副旋律(オブリガート)作りの秘密を明かします。
「ハモリ」と「対位法」の決定的な違い
まず、この2つの違いをはっきりさせておきましょう。
【ハモリ(Harmony)】
主旋律(メインボーカルなど)と「同じリズム」「同じ方向」で動くこと。
(例:ドレミ♪に対して、3度下のラシド♪でハモる)
効果:メロディの厚みが増すが、あくまで「一本の太い線」として聴こえる。
【対位法(Counterpoint)】
主旋律とは「違うリズム」「違う方向」で動く、独立した別のメロディ。
(例:主旋律が動いている時に、裏メロは止まっている。主旋律が上がった時に、裏メロは下がる)
効果:複数の線が絡み合い、楽曲に「立体的」な空間とドラマが生まれる。
プロのアレンジがリッチに聴こえるのは、単なるハモリだけでなく、この対位法的な動き(オブリガート)が巧みに組み込まれているからなのです。
アレンジ全体の考え方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
プロが使う「対位法」の2大テクニック
では、どうすれば対位法的な副旋律を作れるのでしょうか。ポップスで最も効果的な2つのテクニックを紹介します。
1. 「隙間」を狙う(Call & Response)
主旋律が歌っている最中に、副旋律も激しく動くと、お互いが喧嘩して「うるさい」アレンジになります。
プロは、主旋律が伸びているロングトーンや、息継ぎの休符(隙間)を狙って副旋律を動かします。
「主役が喋っている時は黙って聞き、主役が黙ったら合いの手を入れる」
この会話のような「コール&レスポンス」の関係を作ることで、楽曲に心地よい呼吸が生まれます。
2. 「反対」に動く(反進行)
主旋律が音程を上げていく時、副旋律があえて音程を下げていく動きを「反進行(はんしんこう)」と呼びます。
互いに離れていく、あるいは近づいていく動きは、並行して動くハモリよりも遥かに強いドラマ性と広がりを感じさせます。
サビの盛り上がりで、ボーカルは高音へ突き抜けるのに、ベースラインやストリングスは低音へ降りていく。
この「上下の広がり」が、プロ特有の壮大なサウンドの正体です。
副旋律を作るための「道しるべ」
「違う動きをさせなきゃ」と思うあまり、適当な音を使って不協和音になってしまっては本末転倒です。
そこで役立つのが、「コードトーン(和音の構成音)」です。
どんなに自由に動いても、フレーズの着地点(ターゲットノート)を、その瞬間に鳴っているコードの構成音(ド・ミ・ソなど)に設定すれば、音楽的に破綻することはありません。
コードトーンという安全地帯を知っているからこそ、安心して冒険ができるのです。
コードトーンとメロディの「安定と緊張」の関係については、以下の記事も参考にしてください。
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対位法は、頭で理解するだけでなく、実際に「聴いて、作って、直される」ことで身につく技術です。
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プロの視点を取り入れることで、あなたのアレンジ能力は飛躍的に向上します。
まとめ:脱・ハモリ。対位法で楽曲に命を吹き込め
「ハモリ」と「対位法」は、似て非なるものです。
ハモリが主旋律を太くする技術なら、対位法は主旋律と対話し、楽曲に命と空間を与える技術です。
「隙間を狙う」「反対に動く」。
まずはこの2点を意識して、いつもの楽曲にオブリガートを足してみてください。
きっと、今まで聴いたことのないような「深み」と「感動」が、あなたのスピーカーから鳴り響くはずです。
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